アーティストステートメント作成+英語化のサポートの仕事もたまに請けるんですが、The School of the Art Institute of Chicago(シカゴ美術館付属美術大学:全米トップクラスのアートスクール)が配布している作成ガイドリーフレットがあるんでご紹介しときます。
https://www.saic.edu/…/def…/files/Artist%20Statement.pdf
このガイドにもあるように、基本的にはBioは三人称(he/she/they)、アーティストステートメントは一人称で書きます。自分の作品はこういうメディアを使っていて、こういうものを表現しようとしています。影響を受けてきたのはこういう人やもの(アートに限らない。文学や学問や宗教でもいい)です。
私がそれらに惹かれた理由はこれです。これらの影響は例えばこの作品にこのように現れています。現在取り組んでいるのはこのようなプロジェクトで、その目指すところはこれです。
こんな感じ。全体で3-4段落。A4で1ページ行ったら長すぎでアウト。
海外公募向けのアーティストステートメントは簡単なようで難しいです。パーソナルブランディングの一種ですが、一人で作るより誰かを壁打ち相手にしながら仕上げる方が絶対に良いです。学生が就活で書くエントリーシートにも似てますが、あれより遥かにシビアに読まれます。
で、SAICの手引きにもわざわざ書かれてますが、アーティストになりたいなら、普段から文章を書いて書いて書き倒すことが大事です。
SAICって世界で見ても一番上のレベルのアートスクールですが、そこの学生がそういう鍛えられ方をしているとしたら、日本の学生はどうしたら良いのか? 何をすべきか?