NFTアート原野商法

chimpomが去年売り出したNFTアートのこの惨状。まさにNFTアート原野商法。

売り出した時の林靖高の言葉が実に味わい深い。

「会期が終わり道は物理的に無くなりましたが、NFTで販売することで『道を育てる』作業が続けられるといいなと。メタバース上で更に育ったり? 」

https://lnkd.in/gb9xSBkE

なんて適当なこと言いつつ、自分たちの作品をどこのメタバースに実装するかとか何も考えておらず(当時から)、案の定、売るだけ売って放置。そもそもメタバースもNFTもよくわかってないでしょ。

今も色々な(胡散臭い)商売人がこのNFTアートは価値が出ますって言ってアートマスコミに登場してるけど、NFTアートとかメタバースでNFTアートとかの売り文句のやつには一切お金出しちゃダメですよ。

作家に投げ銭したいなら実物の絵や音楽やスカルプチャーや本や写真のプリントを買いましょう。

現物大事!

そもそもそのNFTナントカ、あなた自身が手元に置いて月に1度でも愛でたくなります? 他人が持っているのを見て所有欲を刺激されます? レスポール・スタンダードやロレックスやフェラーリみたいに。欲しくて欲しくてたまらなくなります? NFTアート。 ならんよね? 値上がり期待しかないよね?

だったらシンプルに自分が気に入ったアート作品の現物買えばそれの所有権までついてくるし、値上がり期待だけならボラティリティのお好みに応じて投資信託か宝くじか馬券でも買っとけ。NFTアートじゃなくて。 あるいは自分の趣味の世界の本当の高額商品を買おう。たぶんそっちのが値段残るか上がるから。

NFTアートは限りなく100%に近い確率で、投資詐欺みたいなもんだと思ってミュートしとくくらいがちょうど良いですよ。NFTアートに1万円使うくらいならその1万円で本買って読んだ方がむしろROIの良い投資になると考えてほぼ正解かと。