宣言した通り、ついでにもう1本書いてみてます。こちらに応募すると思います。
日本ファンタジーノベル大賞応募用に書いた1本目『竜の居ない国』では、個人的には言いたいことの大半を書いてしまった感じがあり、他人の評価はどうあれ、
「これ書いて良かった。俺は満足してしまった」
という作品です。
2本目は実験。お題があって、それに対応したものを書こうとしたら、果たして書けるのか。
小説ではない原稿ならそういう依頼に応じて書くのは楽勝ですが、小説というフォーマットで自分はそれが出来るのか。
で、ここまでの進捗。
文字数:およそ9000字
プロット:最後まで完成
主人公は1作めのラスボス。彼の若かりし頃のお話です。10年前のお話。奇しくも1作めの主人公と同じ、大卒5年目に彼が遭遇して、人生を決定づけたエピソードを描きます。
最初は結構苦労しました。物語世界の設定は既にあるのですが、37歳の彼(氷のように冷たい男)に対して、27歳の彼をどう設定するのか。普通に書いていくと、なんか1作めの主人公に凄い似た青年になっちゃうんですよ。もともとシチュエーションが凄い似てる二人だから。
なので、思い切って1作めの彼には無かった要素を大量投下しました。
「情熱」
それで、27歳の時に情熱的だった彼が37歳で氷のような男になっているのであれば、27歳の時には一体何を経験しているのかという問いを立てて、そこからもう一度キャラを作ってみたら、おお、こいつ、動くぞ!
あとは1作めと同じく、法律や行政組織の細かい設定から、物語を作っていくスタイルで。何でこの人がこういう行動を取れるのかを、彼の持っている権限はこうで、彼を取り巻く組織の仕組みはこうだから・・・というようにして書き進めております。
なんか行ける気がしてきたぞ。
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