インターステラ・テクノロジズのロケット打ち上げを「失敗」と呼ぶことの奥にあるもの

インターステラ・テクノロジズ社のロケット「モモ」(いわゆる「ホリエモンのロケット」)の発射実験が、目標高度に到達する以前に終了せざるを得なかった件について。
プロダクト開発で失敗は当たり前なんですよ。いきなり完璧なものが出来るわけが無く、特にダイレクトに人命に関わる乗用車の開発など試作車が何十台も作られて、何万キロもテスト走行が繰り返される。
こちらの会社のロケットは「モモ」が8回目の打ち上げ実験で、誰がどう見ても失敗ですよねそれというのは今回が2回目。
そんなもんでしょう。実験失敗=開発失敗ではないですから。資金が続く限りは失敗から取れたデータで改善していけば良いだけなので、商用としての運用に入っていない段階では成功も失敗も等価と思います。

ただ、一部のIT意識高い系ビジネスメンのお兄さんたちが、実験を失敗と呼ぶこと自体を馬鹿にする・・・・言ってる意味わかりますかこれ・・・・実験失敗という表現をする人たちを「こいつら何もわかっちゃいない」的に嘲笑しているのは、なんだか気持ち悪く感じました。プロダクト開発は科学ですからね。成功も失敗も淡々とクールに受け止めるだけで良いと思うので、そこに君たちは一体何を仮託しているんだと。