息子が突然
「関心、意欲、態度」
なんて口走るので、何だそりゃと聞いたら、
「これを見せないと怒られるんだよ」
とのこと(笑)
日本の教育制度史を勉強したことがあるなら一発で心当たる、「新しい学力観」というやつです。1990年代から日本の初等中等教育での学習評価の観点として大々的に導入されたもので、今でもバリバリ現役。
「そんなん放っといて良い。働くようになったら、関心意欲態度よりも売上が大事だから。」
とコメントすると、更に上を行く答えが返って来た!
「関心意欲態度を見せたってどうせ他のことで怒られるんだよ」
相変わらずうちの担任の発想は私の予想外のとこに出てきますが、関心意欲態度って、それが出てこないのは児童生徒のせいというよりは、教師の教え方の巧拙の問題じゃないですかねえ。それを、関心意欲態度が見えないとダメと公言するとは、なかなかの面白人材と言えましょう。
とはいえ。リンク先のように、わざとらしく関心意欲態度をアピールして内申点を稼ぐテクニックも蔓延しているようなので、彼自身も関心意欲態度(笑)の申し子なのかもしれません。
最後に一つ言わせて下さい。お仕事も関心意欲態度だけアピールして成果や効率が見えない人は、マネジメント側にとっては切ないものがあります。意識高い系とか。
そういう人材を育ててしまってないですか、今の日本の内申ゲーム。