京王閣で毎年開催されている「東京蚤の市」、今年も視察して参りました。
去年より人は入ってましたね。これ以上入ると歩きづらいレベルです。
ショップは全てプロの業者だと思います。配置は去年と同じで1階に古本、2階に北欧の特集コーナーがあり、奥にフードが固まっていて、ライブステージ右手が生活骨董っぽいエリア。
お値段ははっきり高め設定です。特に北欧ものはブーム中なので超強気の価格設定。同行したのはいずれも東証一部上場総合職の2年目の教え子たちでしたが「高い・・・」を連発してました。
そこから判断するに、このイベントは年収300-400万(額面)の若手社会人がターゲット層ではなく、もっとカネ持ってる層でしょう。
私は天井相場になっている北欧は軽くスルーして(「こんなペナペナで雑な作りの布トートがフィンランド製ってだけで4000円?」という同業者目線)、会場の一番奥にある一般的な西洋アンティークや生活骨董ゾーンを中心に見て回りました。
こちらはまあまともな、一般的なフリマの相場感です。18世紀のロシア正教の十字架6000円にはググッと来ましたが我慢。シルバープレートのスプーンを家族に1本ずつ、3本で1500円で査収して帰宅しました。
蚤の市といいますが骨董・ガラクタ類と輸入雑貨が中心で、古着やハンドクラフトなど、一般的なフリマで多く見られるものが出ていないのが東京蚤の市の特徴かなと思います。
お値段については、特に割高感を感じたのが輸入陶磁器類、北欧雑貨、そして主催の手紙舎コーナー。私が適正価格と見るところから概ね2000円程度は上の値付けになっていて、やはりあんまり売れてないようでしたが、実はそれなりに売れてるんだろうか?
手紙舎コーナーの隣に同じようなものを半額で並べたら飛ぶように売れるんじゃないかとか妄想した私でした。
ま、雰囲気を楽しむ場だと思った方がよろしいイベントかと。東京ディズニーランドに行くよりは遥かに割安だし、個人的には東京蚤の市のが楽しいです。