大卒プータローのリスクは学生が考えるより遥かに大きいのではないかと

社会人半年、2年目、3年目の教え子たちがどんどん大人になって頼もしくなってきているのを目の当たりにすると、大卒プータローという選択肢は学生が考えているよりも遥かにハイリスク・ローリターンなのではないかと思えて仕方がないのです。

きちんとした新人教育をしてくれる、例えば某三菱系大企業で3年目なんて子は(1年生の時からすっげー優秀な子だったけど)もうどこからどう見ても立派な大人で、コミュニケーションも洗練されていて、凄いなと思うのですよ。転職市場に出て来たらそりゃあっという間に買い手が付くだろうなと。

某三井系の2年目の子もですね。上の方と同じゼミにいた(留学したので就職は1年遅れた)方ですが、上の方と1年次から甲乙付けがたいくらい優秀な学生で、今ではもう眩しすぎて場末の鞄屋がまともに直視出来ないような立派な大人です。

フリーターで2年やってこのレベルに成長出来るのかなと考えると、ま、99%無理ですね。

どうしてもこの分野じゃないとイヤだとか、サラリーマンは俺には無理とか色々と言い分もおありでしょうが、やりたいことがあったってそれをやれる実力が無きゃ話にならんので、俺は俺ですからなんてカッコつけてみても、現実にはむしろ遠回りなことが多いでしょう。

今日の結論:青年海外協力隊の専攻を突破出来るような何かを手に入れるまでは一人前ではないので、その何かをどこでどうやって手に入れるかは、悲観サイドに補正しつつきちんと考えた方が良いかもしんない。