年明け初回の奥多摩は時坂峠ヒルクライムでした。例によって武蔵五日市のいなげやに集合してから檜原街道で本宿を目指し、三叉路を右折して豆腐屋の横を左折。あとはそのまま車道をぐいぐいと上っていくだけですね。日が当たらない北側斜面をつづら折りで上る道なので、もしかしたら凍っているかもしれないなあ~と塾長が心配していましたが、何とか無事に浅間嶺の大山祇神社まで行くことが出来ました。
平均勾配は8%ちょっと、獲得標高が300メートル強という、まさに手頃な峠なんですが、峠道からの景色がなかなかでしたね。上り口の少し先には風格たっぷりの茅葺き屋根の古民家があり、囲炉裏から立ち上る煙が茅葺き屋根の現役感を強調してました(囲炉裏でいぶさないと茅葺き屋根は腐っちゃうんです)。そこから少し行くと、今度は急峻な斜面の杉林が伐採されている景色がありました。チェーンソーの音が谷間に響いていて、嬉しくなっちゃいましたね。ここの森はちゃんと手入れされてるんだなあって。峰から眺めた景色も意外や意外、見た感じで4割近くは雑木林なんです。
え? 何でそんなことがわかるかって?
色ですよ。色。針葉樹林は冬でも葉っぱついていて緑色だし、樹形を見れば杉や檜の人工林なのは一目瞭然。雑木林はこの時期はほとんど落葉してますからね。神戸岩の先の水戸沢や赤井沢はほとんど針葉樹林だったと思いますから、不思議といえば不思議です。何でなんだろ。そんなことを考えながら奥多摩の山を走っていると本当に飽きないですね。