しかしながら、ミミ姐さまの話は常にお金の話になります。こ~の守銭奴め! なんてこたあ私は言いません。真面目にNPO活動に打ち込めば打ち込むほど、お金の話は切実になります。それはよ~く知ってます。あと100ドルあれば、あと1000ドルあれば、もっと世の中に役立つことが出来るのに!!! それが本気のNPOの普遍的な姿です。
てなわけで、私も以前からヴァカ・タウマコ・プロジェクトと話し合っていた計画を実行に移すことにしました。
ささやかなる資金応援。
何しろミミ姐さんは3ヶ月もタウマコに居たそうで(しかもこれからハワイに戻らずにカリフォルニアに飛ぶそうです。実はカリフォルニアにはサンタクルス諸島型の航海カヌーを運航しているグループが居るんです)、タウマコの航海カヌーの写真を沢山撮ってきたと。カヌー建造や手入れの写真、航海中の写真などなど。
じゃあ、その写真を日本国内で絵葉書にする権利を、俺が200ドル(22000円くらい)で買おうじゃないか。でも絵葉書だけじゃいまいち、商品性に欠けるかな。それなら、タウマコの航海術研究のこれまでとこれからを紹介するブックレットを付けちゃおう。
いかがでしょうか。どう見ても現在、リモート・オセアニアのウェイファインディング研究の最前線はタウマコにあります。ベン・フィニーもリチャード・ファインバーグもタウマコ研究に向かってるんですから、これは誇大広告でもなんでもないでしょう。その研究史と最新の成果を日本語で読めるようにする。翻訳はもちろん私がやります。こういう仕事にかけては日本一、つまり世界一の実力をもつこの私が、またしても儲けにならない仕事をしてしまうわけです(笑)。
まだ細部は詰めてないですけど、多分、秋くらいには実現できるかなと。売価は500円玉でお釣りが来るくらいに設定しようと思ってます。乞うご期待。