百名海岸の「ヤハラヅカサ」で祈りを奉納

 ご存じのように南西諸島はそれより北の日本列島とはかなり違う歴史を歩んだ土地です。ですから創世神話も別のものがある。

 沖縄諸島の創世女神として知られるのがアマミキヨです。この女神は天から久高島に降り立ち、そこから沖縄島に渡ったとされていますが(両島間の距離はおよそ10キロメートル)、その沖縄島における上陸点となったのが沖縄県南城市にある「ヤハラヅカサ」という場所。

 なんでも、ホクレアのクルーがお忍びでこの場所を訪問して祈りを捧げられたのだそうです。

 ホクレアは出航の時には糸満市にある航海神の祠「白銀堂」で祈りを捧げるそうですが、沖縄の創世女神にもちゃんとご挨拶をしておられたのですね。これは気が利いている。座布団一枚。