アート&デザイン

NovelJam2019′ ゲリラ戦士募集のお知らせ

来月2-3日に開催される小説ハッカソン「NovelJam2019'」。前哨戦もいよいよ佳境です。自分がこのプロジェクトで採用しているのは、かつての立教大学社会学部かとうゼミで使ったのと同じマネジメント手法です。すなわち「オープンイノベーショ...
アート&デザイン

NovelJam2019′ 著者ドラフトの日を終えて

NovelJamの重要なコンテンツの一つが参加者による参戦記だとされている。私も先達の参戦記は大量に読ませていただいたので、お礼代わりとして、2019'という新しい(おそらく過渡期の)フォーマットのさなかにある者の視点から、ここまでを振り返...
アート&デザイン

彼女の「タイプ:ワイルド」

女優になった教え子の舞台がまた来月に。だんだん、頻度がアップしている。彼女が私のゼミにいたのは2012年だったから、もう8年前。彼女がゼミで最後に作った1冊だけのフォトブックを、たしか7000円で買って、今も大事に持っている。彼女の舞台もほ...
物書きの仕事

「兵站貴族」11章の設定資料

「兵站貴族」は架空世界のお話なので、登場するモノも全て架空です。架空とはいえ、人が使うモノである以上は、作中人物がそれを操作したり出入りしたりしなければならず、その際の描写をどうするのか、という問題が発生します。最近やっているのは、まずは絵...
アート&デザイン

「冒険者ギルド」ではない戦士の自治組織としてRoyal Charterとapprenticeshipを組み合わせた「傭兵組合」を考えた話

今年になって自分がずっと書き続けている異世界小説には「傭兵組合」というものが登場する。作中の時系列で2作目になる「竜の居ない国」ではかなり重要な役割を担い、3作目「叙任式」ではこの組織そのものが舞台となった。一見すると、ナーロッパによくある...
評論

ゲーム/アニメ文体で書くことと「言いよどみ」と

良い悪いの話ではないんですが、今の若い人が日本語で書く小説のセリフって、漫画やゲームやアニメのセリフのそれとそっくりなものが多いです。ラノベ研究ではラノベの文体が隣接するこれらの分野の知識を共有していることが前提になっている、という指摘があ...
アート&デザイン

芸術家の仕事の本質的な部分は、どこかから芸術家にもたらされるものであり

ハーバード大などで長くライティングの講義を持っていたアメリカの文芸批評家、ルイス・ハイドの代表作"The Gift" (1983)は、芸術作品の社会的な動態を、文化人類学の基礎概念の一つである贈与経済の視点から考察したものである。その第8章...
教育

いまどき、何故、小説なのか

このご時世、金儲けしたいなら小説なんてジャンルに手を出すのはおかしいんじゃないんですか、という質問を受けた。良い質問である。せっかくなので、わかりやすく分析してみよう。まず、金儲けの手段としての小説の位置づけについて。小説は著者に、それだけ...