先生のお気に入りの意識高い生徒だけが盛り上がる文化祭みたいな
西洋美術館の現代アート展は先生のお気に入りの意識高いクラスタだけで盛り上がってる高校の文化祭のクラス展示みたいな雰囲気ですね。
ほぼほぼ日本国内だけで活動してる、現代アート特権階級、なおかつ現代アート業界政治にも上手く入り込めた、でも根は真面目な人たちが理詰めで考えた「これが現代アート!」というのを、バランスとかデザインとか考えずに詰め込んだ研究発表大会みたいな。
流れてくる画像見ても、色々考えて膨大な文章を展示にぶっ込んだ結果、真面目な高校生が頑張った文化祭みたいな作品ばかりになってる。美が足りないよ全然。
西洋美術館は営利館ではないので頑張って稼げとは言いませんが、ツイバズ力で選んだ作家ラインナップですから、ツイッター現代アート論壇メンバーは我先に見に行って感想アップ。でもコップの中の嵐という感じ。クラスの一部だけで盛り上がっている。
というか藝大教授・布施英利が堂々と息子の「藝大卒気鋭の若手」布施琳太郎の展示を持ち上げているのはいくらなんでも美しすぎませんか? 親子愛が。そこ国立美術館やで。
あと、日本と日本語文脈にあまりにも強く依存した企画だから外国人や非日本語話者にはなんにも伝わらなさそう。
全体として日本の現代アート画壇のスクールカースト上位層による、スクールカースト上位層のための企画展という印象です。一番あれを批判しそうなパープルームを取り込んだことで、パープルームファンも絶賛ツイートするし、それを梅津&安藤が片っ端からリツイートするしで、何から何までツイッター最適化されたイベントと化した。極左勢は飯山由貴と小田原のどか支援の絶賛ツイート、画壇保守本流は言わずもがな。
地方議会の全会派相乗りの首長選挙でも共産党は乗らないんだから、それよりひどい。大政翼賛会とか陸軍美術協会ってこういうことだったんじゃないですかと思います。
もちろん見に行きません。
次回もやるなら公募で
2回目があるなら公募展にして、審査は中央現代アート論壇のいつメンではなくて出来れば日本国内の論壇画壇と利害関係が無い外国のキュレーターに一任が良いのでは?