「一旦商売のことは忘れて情報提供の質と量を大爆発させる」は、ウェブマーケティングの勝ち筋の一つ

専門性の高いサービスのウェブサイトの場合、

「集客はぼちぼちで良いから俺の専門については世界一詳しいサイトにする」

という「情報提供の狂気」がドライブしている事業者のサイトが結局は一番客を集めてしまうと思っている。

  • 理由1:検索エンジンでの評価が異常に強くなるので、関連するほとんどのクエリセットでもAI検索でも一番上に出てくる
  • 理由2:客として知りたいことは何でもワンストップでわかってしまうので、もうここで良いじゃないかと思う
  • 理由3:いわゆる「相見積もり」のつもりで別のサイトをチェックしても熱量の圧倒的な違いが感じられて、「やっぱりあそこかな」となる

実際に情報提供の情熱が桁外れなサイトで、予約や相談が殺到しすぎて電話受付時間を短くしたとこがある。私のクライアントさんで。そこはもう日本人だけじゃなくて在日外国人の間でも口コミで評判が広がっているくらい。

私の有料noteが毎月何万円も売り上げるようになったのも、無料情報部分だけでも情報の鮮度・質・量が圧倒的で、似たようなことをやろうとした人たちが「こいつには勝てんわ・・・」と諦める狂気のレベルを維持しているから。

守屋実さんがスタートアップ指南本を15000円で売り出してそれでも爆売れ重版になったのは、それ以前に無料情報提供部分だけでも誰も勝てない質と量を維持しているから。あれも狂気ですよ。スタートアップ育成への狂気。

この「一旦商売のことは忘れて情報提供の質と量を大爆発させる」は、ウェブマーケティングの勝ち筋の一つだと思っているんだけど、なにしろ心に狂気を宿している人間じゃないとやれないんですよ。普通のマーケティングの常識の逆に突き抜ける戦略なので。

そこが一番むずかしいところですね。

この商売、この分野なら絶対に自分が一番詳しいし、それを出し尽くした最強のサイトを作るんだという狂気に火を着けられるかどうか。