現代アートを仕事にする上で必修・選択必修なもの。
【人文学分野】
- 美学史
- 西洋美術史
- 東洋美術史
- 現代美術史
- 西洋哲学史
- 東洋哲学史
- 文化人類学
- 自然人類学
- 人文地理学
- 自然地理学
- 世界史論(高校までのものとは違いますよ)
- 地域史研究
- フェミニズム概論(あるいはジェンダー研究)
- 先住民論
- ポストコロニアル理論
- カルチュラル・スタディーズ
【社会科学分野】
- 社会学概論
- 社会調査法
- 経済学概論(マルクスも近経もどっちも大事だよ)
- 憲法(特に表現の自由関連の条文と判例)
- 知的財産法(国内法だけでなくアメリカのフェアユース関連やVisual Artists Rights Actなども)
- 会計学
- ブランディング論(特にハイブランドの事例)
- プロジェクトマネジメント論(PMBOK)
- 障害学
- CSR論
【その他】
- 安全管理学
- 危機管理学
- 認知科学
- 神経科学
- 素粒子論
- プログラミング基礎
以上に加えてもちろん、特定の作家や時代、地域などの専門性があればなおよし。
仲間内で何かマイナーなグループ展を企画実施したら「インディペンデントキュレーター」を名乗っちゃうみたいな安直な風潮、大丈夫でしょうか? コンプライアンスの管理も出来ない、NDAの概念すら理解していないような人がキュレーターを名乗って共鳴空間の中でアングライベントをやっちゃったりしたら、もう一生まともな企業や自治体からは相手にされないの確定ってわかってるのかな?
特に現代アートは同時代のホットトピックをダイレクトに扱うことが多いので、平成の左翼学生の学祭ノリでやっちゃダメだと思います(日本の場合、平成左翼学生のバカ騒ぎノリでたまたま上手く行って界隈セレブになった人たちがツイッターでインフルエンサーになってロールモデル化しちゃってるのが大問題)。
時代も社会も全然違うんだから今あんなの真似したってどうにもならん、ということが理解出来ない若者は滅びるのがまあ自然の摂理かなとは思いますが。
私は公立博物館でのゼミ展の企画運営安全管理もやったことありますし、もちろん学内展やZINEも何度も指導担当教員として最終責任を持って実施しましたし、現代アートの個展(欧米での)のコンセプトメイキングやレジデンシーの企画運営実績もありますが、カタカナ語「インディペンデントキュレーター」は玉石混交過ぎてちょっと名乗りたくないなと感じております。