目利きのバイヤー不在な時代

ヨドバシカメラもイオンもユニクロも別に嫌いじゃないんだけど、日本中どこ行ってもこればっかというのはつまらない

通販は通販で定番商品を買うには適しているけれど、情報が少ないものを買うにはためらいもある

動画にしろ文章にしろユーザーレビューは溢れているけれども、いまやステマもフェイクも山程あるし、そもそも物を見る目が磨かれているとは言い難い大衆が感情的に書き殴ったレビューは結局ノイズみたいなもんでしかない

回り回って、本当に良いものを買おうとすると、頼れるのは目の肥えた識者

つまり専門店のベテラン店員やショップオーナー

あるいは商売動画なんかやっていないけれどその道を追求している、知る人ぞ知る通人(ギークの世界ではディスコードにサーバを立ててコミュニティを作ってそこで情報交換している)。つまり同好の士が集まる場の集合知

気のせいだろうか、30年前であれば西武百貨店や東急ハンズのバイヤーは、さすがという品揃えを見せてくれていた気がする

いや、うちの近所の三和の2階だってキッチン雑貨のバイヤーの目は大したもんだったと思うし

アマゾンもヨドバシもイオンも何でも買えるようで、実はバイヤーの目利き、フロアスタッフのアドバイスというものが無くなっている。

AIがあるって? いや、バイヤーの買い付けのセンスやフロア作り、スタッフの接客が本当にハイレベルで揃ったような店があったとすると、それを再現出来るAIはシンギュラリティ越えてると思うよ

その理由は・・・・教えてあげない

きっとヨドバシカメラ池袋も、わざわざそこに行かなくても通販で充分な店になるだろう