“Papa Mau gave us back our knowledge and wisdom,”

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 土曜日。無事にマウ老師に贈られる航海カヌー「アリンガノ・マイス」が進水したようです(画像参照)。

 「アリンガノ」というのはなかなか日本語にしづらいですけれども、そうですねえ、全部繋げて日本語にすると「風に落とされた結果、誰でも食べて良いものとなったパンの実が現れ出でること」とでもなりますかね。

 さすがにマウ老師は出席出来ませんでしたが、甥にあたるInnocenti Eraekaiutさんという方がいらしていたそうです。アリンガノ・マイスは既に水に入れられての作業も行われていたそうですが、この儀式によってカヌーに命が吹き込まれたわけですね。儀式を司ったのはダニエル・アカカ師。1980年のタヒチ航海の出航前、エディ・アイカウの魂にホクレアが捧げられた儀式の司祭でもあった方で、実は筋金入りのサーファーだそうです。

 アリンガノ・マイスは来年1月6日、ホクレアとともにカワイハエを出てサタワルを目指すことになっています。船長はマウ老師のご子息セサリオ氏。航法師はマカリイの船長でもあるチャド・パイション氏。二艘の航海カヌーの伴走船として同行するのは「カマヘレKamahele」という2本マストの小型ヨット。

 ちなみに儀式の前夜から突風が吹いていて儀式の中止もささやかれていたらしいのですが、儀式の直前になってぴたりと風が止み、儀式が終わった直後にまた吹き始めたんだとか。

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http://www.westhawaiitoday.com/articles/2006/12/17/local/local01.txt