原作の6巻が発売されました。タイトルは「Corsarios de Levante」。そのまま日本語にしたら『レバンテの海賊』かな。あるいは『レバンテの私掠船』。また海ネタですね。レバンテってバレンシアにあるリーガ・エスパニョーラ・プリメーラのクラブ名だったような。
より正確に言えば、現在のスペインのうちバレンシア州とムルシア州を「Levante Espanol」と呼ぶんですね。「スペイン東部」。
バレンシアといえば隊長の人生が狂い出す最初のきっかけになった土地。その後、隊長はナポリで海賊稼業をやっていましたし、何となくイニゴと出会う前、若かりし頃の隊長が主人公なのかなという気もします(でも表紙を見るとイニゴくんが描き込まれているようにも見える)。この巻から隊長のキャラに映画のヴィゴ・モーテン先生が混ざるそうですし、興味深いといえば興味深いですね。
でもね。どうぞがっかりしてください。我々が翻訳出版契約を交わしているのは5巻まで。6巻以降が邦訳されるかどうかは謎です。翻訳チームだけで6巻以降回し読みするだけかもしれない。他の人が翻訳をするのかもしれない。翻訳されないかもしれない。
神に祈りましょう。「せめて5巻までで黒字出して」。