知られざる読点の秘密

 これは私だけかもしらんのですが、最初に作る訳文、どうしても読点が多くなっちゃうんですよね。元の文章をじわじわと日本語に変換していく際に、意味のかたまりの切れ目のところでたいがい読点を打ってしまう。

 ところがあとでこの最初の訳文を読み直すと、どうしてもリズムが千切れて読みづらいんです。意味ではなくてリズムの問題が出る。だからたまに1ページくらい戻って、読点を整理する作業が必要になる。

 普通の翻訳出版だとゲラが出来た後に著者校正が2回あるのでその時にたいがい手直し出来るのですが、以下はヤバいんで口を濁しておきます。