隊長、本編の校正は終わったであります

 終わりました。BGMはセビジャーナスのコンピレーションCDでした。今回は本編9章+エピローグです。3巻のようにエピローグの後のネタはありませぬ。

 久しぶりに4巻読みましたが、良いですね。良く出来てますよ。スペインで大ヒットしたのもわかる。きちんと宣伝すれば日本でもそこそこ売れると思うんだけどなあ。

 3巻はやはり賛否両論ありましたが、4巻は自信ありますよ。3巻までアラトリステを読んできてこの巻に燃えない人は居ないでしょうね。イニゴ大活躍、隊長大活躍、師匠も大活躍。グアダルメディーナ坊っちゃん大活躍。アンヘリカ大暗躍。ワリを食ったのはボカネグラとアルケサルとオリバーレス伯公爵でしょうね。あとケベ爺も見せ場が少し減らされたか(でも2回も乱闘シーンがあるんだから、それで満足しとけ)。

 はっきり言って訳している私たちは大赤字なんですが、まあそれだけ捨て身でやっただけのことはある(もう一度このギャラでこの仕事やるかと言われたらやらないですけど)。個人的には3巻の方が思い入れがありますけど、訳文の質は4巻のが上だな。お話そのものもパワー全開ですしね。6巻以降が邦訳されないことを心底嘆いていただける自信あります。