全日本プロレスの最強タッグリーグ開幕戦をいまごろテレビで見ていたんですよね。開幕戦での大一番といえば、去年の覇者である太陽ケア・ジャマール組に武藤敬司と曙太郎が挑んだ試合。
ジャマールは体重360ポンド? でかいですねえ。たしかスタン・ハンセンが300ポンドだったもんな。旧全日本の四天王でも一番重かった田上明で260とかそれくらいだし。曙はさらに重くて、400ポンド超えていたと思いますね。太陽ケアも大きくなったなあ。たしか旧全日本時代はマウナケア・モスマンって名乗ってたんですよね。さすがにマウナケア山ほど巨大にはならないなと思ったら、太陽かよ。マウナケア山よりでかいリングネームになりましたじゃないですか。
と、ここまで見ていて気がついたんですが、この試合、4人のうち3人はポリネシア系?
ジャマールはサモア系ですよね有名な話。かつてWWFでブレット・ハートと抗争を繰り広げた故ヨコヅナ(グレート・コキーナ)の親戚ってんだから。ほんで曙はハワイアン。武蔵丸やコニシキさんがサモア系移民の二世だったのに対して、曙は先住ハワイアン系のひとですな。たしかホクレア号にも乗ったことがあるとかないとか。それにモスマン。どうしても昔の名前で呼んでしまうんですが、彼は故ジャイアント馬場さんがハワイに滞在しておられた時に(馬場さんはハワイ大好きでしたから)、入門を直訴したというレスラーです。故郷のハワイが大好きで、シリーズが無い時はハワイに帰ってしまうので、現ノア社長の三沢光晴から「たるんでる」と名指しされてましたね。だから三沢がノアを旗揚げしたときも付いて行かなかったのかな。結果的には正解でしたが。
私、今日の今日までモスマンがハワイアンだってことに気づいていなかったんですが、あの顔立ち、あの肌色、あの体格。ジャマールや曙の隣に並べてみたら、そっくりですよ。生粋の、とはいわないまでも、やはり先住ハワイアンの血を引いているんじゃないですかね。
履歴は様々ですけれども、そんな3人が後楽園ホールで、故ジャイアント馬場さんの作った全日本プロレスの青いリングで戦ったというのは、なんか楽しいですね。
今年限りで全日本を離れるジャマールの武運を祈ります。