PTAなんか解体して登録サポーター制にするのが良いよ

今日は息子の幼稚園の運動会でした。OBOGの出られるプログラムもあるので、級友や担任の先生に会うためにいそいそと出かけて行って、それぞれ他の小学校に分かれてしまった親友たちと遊び倒してきた息子です。

さて、その幼稚園、私立ではありますが庶民的つうかワイルド系なとこでして、稲城市内ではコマクサと矢の口が野蛮系幼稚園の双璧とされています。だからなのか、私らにとっては凄く居心地良かったんです。今日だって幼稚園に入った瞬間、もの凄い人口密度なのに我々凄くリラックス出来たのです。

それは何故なのかずっと考えていました。で、取り敢えずの結論。ゆるいんですよね、文化が。もちろん締めるとこは締めてますが、好きにさせて良いとこは徹底的に緩める(思えば私のゼミもそういうとこでした)。

で、その緩さが逆に保護者のクリエイティビティを刺激するんでしょうか。今日も他の卒業生のお母さんが「昼休みの保護者の仮装行列が楽しみなんで見に行きます♪」っておっしゃってたくらいで、保護者パワー凄いんです。

一方、息子の通う市立小学校。何故あそこでこういう文化が成立しないのか。私が考える原因は二つです。まず、組織の風土が官僚的で新しいことに挑戦したがらない。そして、保護者のコミュニティの風通しが悪くて、個々の保護者の持つスキルやクリエイティビティが徹底的に殺される状況になっている。

順に見てみましょう。矢の口幼稚園は園長先生も副園長先生も情熱的だし、チャレンジ精神旺盛だし、良い意味でゆるくて、保護者が「これやりたいですが」って相談したら基本応援してくれる人たちです。現在の稲城市長も矢の口の園長先生や副園長先生と同じくらいにチャレンジ精神も情熱もある人物ですが、その精神が残念ながら市立の小学校、少なくともうちのとこには届いてないですね。保護者が「これやりたいんですが」って言ってもまず「やらない理由」「出来ない理由」を探す校風です。あー残念。

そして保護者のコミュニティね。

キレイゴト無しで本音書きますよ。

市立小のPTAの中枢に居るのは、マネージメントスキルもリーダーシップもそれ以外の職能も3流の、ぶっちゃけその辺のボンクラ大学2年生かそれ以下のレベルの人たちです。そういう人たちがビューロクラシーを通して権力を持っている。で、私を含め職業経験を通して高いレベルのスキルを持った保護者が周縁的な存在として表面的な繋がりを持っている。

外の世界で、というかプロの仕事として通用するスキルを持った人たちがそれを生かそうと考えても、中枢に居る人たちはそもそもプロの仕事ってどういうものなのかわかっていないから、受け容れられなかったり潰そうとしたりする。アホくさいからプロの仕事が出来る保護者は立ち去る。さようなら。

悪循環です。

どうすれば良いのか。

稲城市に関して言えば、市長のリーダーシップがもっとダイレクトに学校経営に「規制緩和」という形で波及するような体制造りが必要でしょう。

そして保護者のコミュニティについては、全体で一つのPTA組織を作るのではなく、サークルあるいは個人の登録サポーター制にして、保護者が気の合った同士、あるいは個人ででも学校をサポートする活動をそれぞれ自由に展開出来るようにする。そうすればゼロスキルだけど口出しだけは大好きなお局さんが邪魔出来なくなるでしょう。

これ、絶対良いと思うけどな。だって私、矢の口幼稚園から何か頼まれたら喜んでタダ働きしようと思うけど(以下省略