2年ゼミ中心に開催した「池袋ポートレート・ロゲイニング」。6チーム17名の熱戦が展開されました。東京タワーとか東大本郷キャンパスとか表参道とかに散った各チームは高得点狙いで知らない人に声をかけて写真を撮り、ギリギリまで粘った挙げ句にプリントが間に合わず大量失点(笑)をやらかすチーム続出。3年ゼミの二人も初対面のお兄さんと組んで高円寺やら吉祥寺方面に足を伸ばし、町歩きを満喫したとのこと・・・・競技しろよ(怒)
帰ってきたどのチームも「面白かったです!」とニコニコしていたんで、多分本当に面白かったんでしょう。私は図書館で講義の準備をして半日待っていただけなんですが。
去年の2年ゼミも5月末の雨の奥多摩キャンプで何だかよく分からないけど学生同士は仲良くなっていたのだけれど、今年も同じタイミングで同じような雨の中、何だかよく分からないけど結束固めたみたいで、教える側としては一安心です。
ロゲイニングと写真の組み合わせは何となく思いついたんのですが、最後のプリントで(安い早いの)ミズデカメラが閉まっていたとかのお約束の展開があったり、競技を良いことに東大五月祭でナンパに精を出した野郎3人組がいたり、あんま勝つつもりないだろテメエラな和みチームがいたり、自由に楽しめるロゲイニングのメリットが出たのかもしれません。他のゼミに行った元ゼミ生も結構参加してくれたし、某音響メーカーのエンジニアで昔からの自転車仲間の鈴木くん(15歳くらい年下なんですが)も良い感じで写真のド素人2人をガイドしてくれました。水曜日にアメリカ留学から帰ってきた人も、ゼミで同じチームになる子と1日一緒に行動して仲良くなれたようで、ゼミへの参加もスムーズになりそうです。
そうそう、博士課程の院生の時に障害児教育の研究を始めて、最初にインタビューさせていただいたのが品川ろう学校や石神井ろう学校で音楽を教えておられた先生。その先生に「ろう学校の子供たちを教える上で一番大切なことは何ですか」と尋ねた時、帰ってきた答えは「どんな学校でも、基本は同じ。目の前に居る子供たちを愛しなさい。」というものだった。母校の立教で教えることになった時から、何度もあの言葉を思い出してそこに立ち戻るようにしてきたんだけれど、今年度みたいにゼミで担当する学生数が専任教員と同じになると、正直自分の中の在庫が足りなくなるんじゃないかと不安でもあった。でも、それぞれ何かを求めてこのゼミに来た子たちなんだなあと今日あらためて思って、とにかく出し惜しみ無しで全部出し切って今年度を終えたいなという気はした。どこまで気力や体力が持つのかわからんのだけれど。
それにしても今年の2年ゼミ、去年の連中より大幅に酒癖悪いわ。