鬼の国

 今日は何だか釈然としない日でした。

 息子にホウレン草とトマトのリゾットを食わせながらお昼のニュースを見ていたら、中川財務・金融相が「来年度予算案が成立したら辞任します」という会見の中継が入りましてね。

 とにかく気になったのは、中川氏の顔色の悪さ。

 やばいですよあなた。一昨日の記者会見での居眠りの映像も見ましたけど、これは責任とか醜態とかそういう問題じゃない。中川さんという個人の健康の為に、しばらく静養された方が良いと感じました。下手したら脳梗塞の一つもあるんじゃないかとね。

 ところがマスコミは中川氏叩き一色だ。政治家もそう。

 いや、確かに私だって必ずしも彼の政治的な立場を全面的に支持するわけじゃないですけど、ともかく国務大臣の激務を引き受けて頑張ってこられたのは事実なんだし、それ以前に人間として、これだけ体調が悪そうな人を見たら、まずは健康を気遣うのが筋なんじゃないでしょうか。なのに、誰も彼も嵩にかかってバッシングしていてね。

 私としては、彼が国際舞台で醜態を晒したとかそういうことよりも、目の前にこんな体調が悪そうな人がいるのに、まずはその人の健康を心配しない人間ばかりになってしまっていることの方が、日本の問題として遙かに深刻なんじゃないかと思います。やな国になっちまったなあ。