アオテアロアの航海カヌー「テ・アウレレ」のリーダーであるヘケヌクマイ・バズビー氏がサタワル島に行った時の動画、というものが公開されたというメールが届きました。
どうやら、航海カヌーの関係者(という表現はかなり嫌いなんですが)、まあそういうものに深く関わっている人間のメールアドレスに広く案内されているようですね。ccでナイノア氏とかのメアドも付加されてましたから。
とりあえずこちらをご覧ください。
9分もあるので結構長いですが、バズビー氏がマウ師からポゥの儀式を授けられているように見えますね。見えますねというか、バズビー氏がそう言っているのだから、これはマオリのためのポゥの儀式ですね。
おお。ハワイアンの次はマオリもワリユング流の航法師の階位をゲットしちゃったってことですね。しかしこれはいつの動画でしょうか。去年のポゥの儀式の時にマオリがいたという話は聞かないですし、最初の方に出てくる船は南十字星を図案化した旗を掲げてますから、これはマオリがチャーターした船でしょう。でも1分17秒前後にはナイノア氏のような人物も写ってますねえ。
まあ、ともかくマオリもサタワルに行ってポゥの儀式をしてもらったってことです。ミクロネシア人以外の人間がサタワル島でポゥの儀式をしてもらうことに関しては、何か色々言いたい方も少し居られるようですが、私としては、当事者同士が納得してるなら外野がどうこう言うことじゃないだろって立場ですね。多分サタワル島とハワイアンやマオリはこれ、WIN-WINの関係なわけですから。どっちにとってもメリットが大きい話。それに連中、実際にコンパスもGPSも使わずに何千キロも航海出来るんだもん。それが出来ない我々が何か言う話じゃないよね。プルワット島のシカウ師もそうおっしゃってたし。「あのハワイ人たちは航法術を会得しているんだから、問題は無いだろう」と。
8分過ぎには「テ・アウレレ」「アオテアロア・ワン」に続くマオリの3艘目の航海カヌーの建造風景も出てきます。バズビー師は「こいつでラパ・ヌイに行くぜ」っておっしゃってます。