評論

GIGAスクール構想が自動小銃時代の三八式歩兵銃配備構想になってしまう理由

渋谷区の学校用PCが1台あたり27万円になってるのは妥当だということをNTTの人が書いていて、その内訳を見たらプロマネとか支援員みたいなサポート人件費がドカンと乗っていて、更に電子黒板とかデスクトップアプリ版オフィスやら教務ソフトやらなんや...
インターネット文化

youtubeネイティブ世代のメディア空間知覚のありようは、今の大人には絶対に理解出来ないのではないか

BBCが編集者を450人解雇したという。貯蓄目標額を8000万ポンド(約110億円)としているBBCは、「従来のリニア放送」に支出し過ぎ、デジタル放送に十分に費用を充ててこなかったと同氏は語った。 BBCによると、従来のテレビ放送の視聴者は...
教育

大人っぽく、分別があって、そして子供っぽい。

息子と同世代の中学生と話す機会がたまにあるんだが、みな驚くほどに大人っぽく、分別があって、そして子供っぽい。書き間違いではない。たしかに大人びているのだ。そして、少なくとも表面的には物分り良く、大人には逆らわず。だが、そんな中学生ばかりなの...
書評・読書記録

正義の観念がまったく違う社会を舞台にした推理小説は可能か

『西の天蓋』、順調に更新が続いています。昨日から5章「濡れ衣」へと入りました。脇道に入ったら思いがけず殺人事件に巻き込まれたイェビ=ジェミ。よもや自分がこの手の小説を書くとは思っていませんでした。ただし、この先を読んでいっていただくとわかり...
育児

「ガイアの夜明け」メルカリ回を親子3人で見る。

ナレーション「山田は進学校に入るも成績は下の方」村上龍「下の方だったって言ってもそんな下じゃなかったんでしょ?」山田「クラスで下から2番めか3番めで」私「おい、こいつ本当に父ちゃんより成績悪かったらしいぞ」妻「成績悪いっていったって進学校で...
書評・読書記録

清水克行・高野秀行『世界の辺境とハードボイルド室町時代』を読んで、清水も頑張ってるなあとしみじみした

立教大学文学部史学科の同期の清水克行くんの本を初めて読みました。彼は同じクラスだったので、2年生まではよく遊んでたんですよ。立教の文学部は女子のが圧倒的に多いので、男というだけで親近感が湧くんです。ちなみに、文中で何度か彼が学生時代にパキス...
書評・読書記録

天才軍師は何故失敗するのか

高田大介『図書館の魔女』を下巻まで読んだ。軍事関係の設定は荒唐無稽の極みに思える。第二次大戦の東部戦線のイメージで13世紀ヨーロッパの重装騎兵偏重戦術を描いているような。軍船に火砲が搭載されているのに野戦に砲兵が出ないとか(三兵戦術について...
書評・読書記録

高田大介『図書館の魔女』1巻書評

友人から、加藤さんの書く小説に似ているので読んでみてと言われて、高田大介の『図書館の魔女』を手に取った。 最初に結論を書くと、なかなか頑張って書かれているファンタジー小説。良い商品だと思う。多くの人が楽しく読める小説。メフィスト賞受賞は伊達...