書評・読書記録 トネ・コーケン『スーパーカブ』とおっさん粒子理論 『ガンゲイル・オンライン』既刊10冊のうち9巻までをあっという間に読破した息子が、トネ・コーケン『スーパーカブ』を読みはじめて 「スーパーカブは良いよ。癒やされる」 とか言い出した。 スーパーカブ (角川スニーカー文庫) 価格:704円(税... 2021.06.04 書評・読書記録
小説 古谷田奈月『星の民のクリスマス』を読んであらためて日本ファンタジーノベル大賞の傾向を考えた。対策など無い。 古谷田奈月『星の民のクリスマス』読了。 2013年の日本ファンタジーノベル大賞受賞作。選考会議でもめちゃくちゃ揉めて、椎名誠は棄権、萩尾望都と小谷真理の「スペック採用」的な推しで大賞受賞に至ったという問題作。(結果的に二人は慧眼だったわけで... 2021.05.31 小説書評・読書記録
コミュニケーション トリックスターからジャックリーの乱へ 社会の不満をすくい上げて根拠のない誹謗中傷にしてツイッターにぶん投げることを繰り返していると、フォロワーさんも増えていって、場合によっては万単位のフォロワーが付くことがあるでしょう。 そうした人々に本やグッズや有料メルマガや有料noteを売... 2021.05.21 コミュニケーション評論
アート&デザイン バッシングしていいのは、バッシングされる覚悟があるヤツだけだ。 呉座勇一による北村紗衣の容姿侮辱に端を発した騒動は日文研による注意処分での決着を見ました(罪を憎んで人を憎まず、大事ですよ)。 ここから派生して、電凸という言葉を巡るかなり不毛な戦いが巻き起こっていた(今もかな)わけですが、中高年男性研究者... 2021.03.25 アート&デザインインターネット文化コミュニケーション評論
インターネット文化 自分の名刺にふさわしい振る舞いや言動をしていますか? 呉座勇一氏と北村紗衣氏ほか、彼にツイッターで侮辱された女性たちを巡る論争の中で、呉座勇一氏の勤務先である日文研に見解を問うべきかどうかという話が当然浮上していたのですが、もちろんそれには賛否両論ありました。 慎重であるべきだという意見。経済... 2021.03.24 インターネット文化
アート&デザイン 呪いの世代間継承(ヤメロ) 昨日、プロミュージシャンの友人と「最近の若い人って本当に楽器上手いよね」って話になったのですが、これは考えてみれば当たり前の話でして、楽器演奏を教えるというのは、教材も教室もビジネスなので、優れたものが生き残り、劣った教材や教師は淘汰され続... 2021.03.17 アート&デザインサービス開発教育
コミュニケーション 「パシフィック・リム:暗黒の大陸」を見ていて、日本のアニメはいずれこちらに寄っていくんだろうなと思った 「パシフィック・リム:暗黒の大陸」(アニメ)は英語タイトルは"Pacific Rim: The Black"なんだけど、英語のツイッターの反応を見ていると、日本語ツイッターより遥かに肯定的であるように感じられる。 これが統計的にも正しい... 2021.03.08 コミュニケーションサービス開発
働くこととキャリア IASPM1998金沢大会は遠くなりにけり ちょうど私がDの院生だった頃って、ポピュラー音楽研究が一つの分野として認められつつあった頃で、1998年には金沢で私の所属研究室(三井徹研究室)が中心となって国際ポピュラー音楽学会の世界大会も開催されて、各大学にポピュラー音楽研究のポストが... 2021.03.01 働くこととキャリア評論