さらに色々わかってきました。
問題の組織の名称は「日本レクリエーショナルカヌー協会」、通称JRCAのようです。
組織図から見ても、日本カヌー連盟の加盟団体あるいは下部組織ですね。事務局は大阪のモンベル社内にあるようです。連盟側の中心人物は常務理事の甲斐信幸さんという方。
それで、いきなりですがゴタゴタが起こっているようです。『CANOEIST』というカヌー専門誌との間で何か感情的な対立が発生しているみたいですね。
http://members.at.infoseek.co.jp/microeddy/MICROEDDY/CANOEING/renmei/renmei_11.html
http://members.at.infoseek.co.jp/microeddy/MICROEDDY/CANOEING/renmei/renmei_12.html
http://members.at.infoseek.co.jp/microeddy/MICROEDDY/CANOEING/renmei/renmei_13.html
http://members.at.infoseek.co.jp/microeddy/MICROEDDY/CANOEING/renmei/renmei_14.html
http://members.at.infoseek.co.jp/microeddy/MICROEDDY/CANOEING/renmei/renmei_15.html
http://members.at.infoseek.co.jp/microeddy/MICROEDDY/CANOEING/renmei/renmei_16.html
http://members.at.infoseek.co.jp/microeddy/MICROEDDY/CANOEING/renmei/renmei_17.html
http://members.at.infoseek.co.jp/microeddy/MICROEDDY/CANOEING/renmei/renmei_18.html
http://members.at.infoseek.co.jp/microeddy/MICROEDDY/CANOEING/renmei/renmei_19.html
http://members.at.infoseek.co.jp/microeddy/MICROEDDY/CANOEING/renmei/renmei_20.html
対立の内容をざっと見た限りですが、競技カヌーではない世界では既に「日本セーフティカヌー協会」
という団体があり、後発のJRCAの活動目的にかなり近いことを行ってきた所に、より政治力のある団体である日本カヌー連盟が用品業界最大手のモンベルと組んで突然新しい組織を作ったと。しかもその新しい組織が「日本カヌー連盟公認指導者」という資格を設定し、これの認定講習を始めてしまった。
ところがこの新しい制度はカヌーによるレクリエーションの愛好家たちの意見を幅広く集めて組織や内容を構築していったのではなく、なんだかよくわからないうちに上の方で話が決まってしまい、しかもそれが非常に使い勝手が悪いものだった(例えば既存のカヌースクールのインストラクターがこの資格を取ると、自分の所のカヌースクールで教える事を禁止されるなど*)。
しかもJRCAはモンベルという会社の全面バックアップがある上に野田さんをはじめメディア露出が多いカヌーイストを広告塔として集め、さらに後ろには文部科学省やJOC、日本体育協会と繋がる日本カヌー連盟がある。
これはたしかに反発が出てもおかしくないですねえ。政治力と資本力を一気に投入して、カヌーの世界を牛耳ろうとしているというように受け止められても仕方がない。特にカヌースクールにとっては根こそぎ客を持って行かれたら死活問題でしょう。
まあ内情は、JRCAにもきちんとした組織を作るノウハウが足らなかった為に、政治的に非常に拙劣な対応を繰り返してしまっているという所のようですが・・・・。
う~む、これは前途多難ですねえ。少なくともこの状況でJRCAが航海カヌー招致なんてブチ上げたら、火に油というか、ホクレアにまで要らぬ遺恨を背負い込ませてしまうのではないかという気もします。
この問題は少し真面目に注目しておく必要がありそうです。
*カヌースクールそのものが公認スクールとなってJRCAに上納金をど~んと納めなければいけないようです。