中国蔑視の時代遅れ感

昨日、中国メーカーがロボット導入に超積極的というニュースを見て息子が

息子「こういうロボットなら日本の工場も凄いよな?」
私「今まではそうだったんだが、これからは中国に抜かされるだろうなあ」
息子「なんで?」
私「中国は金を持ってるから。凄いいっぱい人がいるから、賃金が安い。それで外国にモノを売りまくってお金が溜まった。日本も昔そういう時期があったんだけどな。」
息子「でも日本メーカーは品質は高いだろ?」
私「ところが日本のメーカーがどんどん中国に買われている。シャープとかな。それで、中国に買われて一気に業績が伸びる。」
息子「なんで?」
私「日本人は決めることが苦手だから。3分で決められるようなことを1か月相談して決められないなんてザラにある。」
息子「決めなければ失敗も無いんじゃないの?」
私「ビジネスの場合は、決められないことそのものが失敗だったりする。」
息子「なるほど。俺は何でもすぐに決められるけどね!」

小学生のうちからこんな会話をしている息子世代はたぶん、中国を見下す心性とは無縁になるでしょう。

今の70代や80代の爺様の中には、天安門事件あたりで世界観が止まってるような人も結構いらっしゃって、中国人のことを支那人とか呼んでバカにしているんですよ。いい気なもんです。

きっとしこたま年金貰って悠々自適のエブリデイなんだと思いますが、その年金の原資を供出している現役世代は中国との取り引き無しでは何もどうにもならず、ガンガン中国出張もするし、職場にも優秀な中国人がいたり、場合によっちゃあ社長が中国人だったりね。