最後のゼミ生のために自宅でゼミを開講することになったので、久しぶりに講義ノートを作らなければならない。

最後のゼミ生が自主卒論の指導を受けるためにうちに来ることになったので、明日は取り急ぎ講義ノート作成となりました。

講義ノートそのものはストックがいっぱいありますが、常に受講者に合わせてカスタマイズし、最新の情報を組み込んでアップデートするのが弊社の方針です。

もちろんお代はいただきません。

ゼミ解散してもう3年になりますが、やはり私のゼミは(若干の例外を除けば)、人間性も知性も向学心も特筆に値する若者が集っていた場だったんだなということを、最近痛感します。

「こういう学生ならノーギャラでも教えたい」

先生だった頃に、私はよく自分の学生をこのような表現で自慢していましたが、そういう若者に出会うことが実はどれだけ幸運なことか。

お代は要らないと思うのは、ちゃんとこの子たちは次の世代に恩送りをしてくれるだろうと確信出来るからです。自分が教えた10のものを、20年後に各自が100に増やして次の世代に渡してくれるなら、ボランティアとしては悪くない。下らない無責任なクラウドファンディングに小銭投げるより遥かに立派だと自画自賛しちゃう。

教えを請う者としての礼と、未知のものに近づきたいという情熱。それがちゃんと揃ってたら、かなりお得ですよというお話でした。自信過剰系の男子学生にかなり多いんですが、ファストフードチェーンの無料クーポンを利用するみたいなナメた態度で大人を利用しようとすると、結局は損するよ。賢く立ちまわってるつもりで周囲からは完全に見透かされているのだから。