今日は午後からシクロクロスバイクで南山を走ってきました。妙法寺側から入って奥畑谷戸の西側を右折。工事区域入り口のバリケード(何者かに破壊されていた部分は撤去されていました)を右に見つつエグレた崖の上を通過して区画整理区域の西へと抜けます。そこで珍しいことにもう1台のシクロクロスバイク乗りの方がいらしたので、声をかけてしばらく一緒に走りました。
今日は少し道がぬかるんでいたので、バイクはやがて画像のような泥まみれ状態。でも面白かったっすねえ。MTBなら何てことはないシングルトラックなんでしょうが、ドロハンのフルリジッドのシクロクロスバイクとなると、俄然難しい。心拍数もガシガシ上がります。
とはいえ、今日のコースはほぼ全てが区画整理区域内ですから、あと3年もしたら走れなくなるでしょう。区画整理が終わっても、さすがにシクロクロスバイクで走るのは無理でしょうね。いや、まったり走ることは出来るでしょうけども、シクロクロスバイクをシクロクロスバイクらしく走らせるのは、さすがに無理。だって住宅地の中なんだもん。お年寄りも乳幼児も沢山歩くようになるでしょうから。
ちょっと寂しいですけれども、でも考え方を変えれば、これまで南山のトレイルを楽しむのは厳しかった方々も南山を歩けるようになるんだから、それはそれで我慢すべきことかなと思います。それに、シクロクロスは無理でも、例えばトレイルランニングなんかは余裕で出来るでしょうし。うちの近所の城山公園なんか、ツール・ド・モンブランにも遠征したようなトレラン病人が「このコース良いよね!」なんつってたまに走りに来てるわけですけれども、南山だってちゃんと提案していけば、あの87ヘクタールの丘陵地をいっぱいに使ったトレイルランニングのコースだって設定出来るように整備してもらえると思いますよ。街中に緑地と緑道のネットワークが張り巡らされる予定なんだから。
ですが、私の知る限りでは、南山の都市設計や公園デザインを担当している方々の中に、トレイルランナーは居ない。だから、トレイルランニングして楽しい都市設計だとか、トレイルランナーと一般歩行者が共存出来るような緑道・遊歩道のデザインというノウハウも当然無い。多分、ちょっとした工夫で南山の街を大きく周回する楽しいトレイルランニングコースなんてのも設定出来るように街を造ってもらえるはずなんですがね。
例えば、ちょうど今、南山東部土地区画整理組合さんの事務所がある辺りを起点に、奥畑谷戸公園まで続く「連続公園」なんてワークショップでは呼ばれている緑地づたいに奥畑谷戸公園の北側に向かい、そこから府中市・稲城市の市民霊園を回って奥畑谷戸公園の南を通り、南山の西側に入る。そこから「めぐみの里山」手前で妙見尊の方に折れてぐるっと回って組合事務所跡地辺りに出てくるルートなんか面白いじゃないですか。向陽台とか坂浜、平尾にも面白いルートを設定出来そうだし、将来的には稲城の丘陵地を巡るトレイルランニングの入門レースなんか開催したらどうだろうとか思いますよ。
どうですか。多摩のトレイルランナーの皆さん。一歩前に出て、南山に素敵なトレイルランニングコースを永遠に残す為に一汗かこうという方はいらっしゃいませんか? 私に声をかけていただければ、少なくとも組合さんと市の開発調整課さんには責任持って話を持っていきますよ。