周防大島から宮島に向かうホクレア

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 ネガで撮影したものが上がってきたのでスキャンしました。8枚目は周防大島の椋野漁港を出て宮島へと向かうホクレア。1枚目から7枚目はホクレアを見送った久賀の漁船団の横顔です。若奥さんなんか格好いいでしょ。本物はこの写真の5倍くらい颯爽としてますよ。私も妻子が居なかったら惚れちゃったかも。

 実は私、この日の朝はホクレア見送りを断念したんですよ。だって・・・「ホクレア号航海ブログ」の翻訳溜まってたんで、早起きして宿でずっと翻訳ね。1月20日からずーっと一人でやって来たんだからちょっとくらい遅れたって良いと思いません? ねえ?

 それで「ホクレア号航海ブログ」をアップしてノートPCを広島のホテルに送ってから走り出しました。30分ほど走って椋野漁港が見える岬に来ると、何故か展望台に人が居るんですよ。何をしているのかと思ったらホクレア見物。老人介護施設の軽自動車なんかも駐まっていてね(画像)。

「何やってるんですか?」
「ホクレア号がもうすぐ見えるの。」
「え? だって9時出航とか・・・(既に11時)」
「でも今出たみたいよ。」
「時間守らない連中ですからねえ(笑)。」
「あんたはどっから来たの?」
「東京から奴らを監視しに来ました。あの船のホームページの翻訳してるんですよ。皆さん、船には乗りました?」
「乗れなかったの。」
「時間、短かったですもんね。3時間だけでしょ。酷いっすよね。」
「それ、ホームページに書いといて(笑)。」
「いや、翻訳するだけなんで・・・・(笑)。」

 やはりホクレア乗船体験にあぶれた人は多かったみたいですねえ。
 漁港では前にも書きましたが見送りに出た漁船の人たちとしばしお話しを。写真のおじいさんは90歳を越えておられますがまだ現役の漁師さんだそうです。漁港には野良猫が7匹くらいいるそうで、おやつを分けてもらってました。中にはお腹が大きな猫もいましたが、漁師さんたちはみんな優しいですね。

「船が戻ったらみんな寄ってくるのよ。魚もらいに。」

 ということは雑魚なんかを猫にあげてるんでしょうね。
 後から別のウェブログなどを見ると、この時のホクレアの見送りにはかなり人が集まったみたいですが、漁船が戻ってきた頃には堤防で数人が釣りをしている程度。本当に閑散としてましたね。まあ平日だしね。