今日もポゥの儀式続報

 ガリー・クボタ記者の記事が更新されました。

http://starbulletin.com/2007/03/17/news/story04.html

 こちらもポゥの儀式の周辺情報です。

 チャド・パイションさんのコメントが紹介されています。これは全く予想していなかった展開で、自分たち5人にはポゥの儀式をしてもらうに相応しい人間であるという自信が無いとのこと。とはいえ今まさに彼らはワリユング流の航法師として授戒されている真っ最中なんですねえ。昨夜はお浄めの為、セサリオ氏とハワイの5人はメンズ・ハウスにお籠もりしたそうです。海亀の肉やタロ、パンの実で作られた特別な料理も供されたと。

 導師を務めるのはもちろんマウ老師ですが、ロコプウェ師もお手伝いをするとあります。薬草を導師が受戒者の頭と心臓に塗り込むという手続きが結構重要みたいですね。これは航法師に相応しい知性と心性を授けるという意味合いがあるのだとか。

 ロコプウェ師によると、「航法師の人生とはすなわち奉仕の人生なのであり、航法師として尊敬を受けるに相応しい謙虚さ、リーダーシップ、勇気を持っていなければならない。」そして「航海術という知の灯火を伝える人間としての覚悟が求められる。」のだそうです。

 またロコプウェ師は、ポゥの儀式を受けられる段階まで到達する航海者は非常に限られているが、ハワイ人たちがこうした段階に到達してくれたことは非常に嬉しいとおっしゃっています。

「何故ならば、ポゥとは優秀な航法師の技能と資質に根ざした共生の精神を象徴するものだからです。」