さらにポゥの続報

 ホノルル・アドヴァタイザー紙のテンブラッゲンケイト記者の記事も出ています。

Canoes sail into history at Satawal | The Honolulu Advertiser | Hawaii's Newspaper
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 この中から今回のポゥの儀式に関する情報を抽出すると、

・セサリオ・スウェラルー氏とハワイの5人以外にも、サタワル人の何人かがパルウ(ポゥの儀式を済ませた航法師)になるかもしれない。
・ホクレアにはランバート・ロコプウェ師(プンナップ出身の航法師で、昨年6月にプンナップでポゥの儀式を主宰された方)も搭乗している。ロコプウェ師によれば、ワリユング流の航法術においては航法師の階位は3つ。一番下の階位がポゥ(パルウ)で、その次がrhepiniwok、一番上がmwurhulap 。mwurhulapの航法師は現在ではマウ師を含む数名に過ぎない。
・航法術の全てを習得しており、さらに教授資格もあるのはmwurhulapである。mwurhulapとなるには、航法術だけではなく洋上での航海カヌーの修復技術や航海カヌーの建造技術の習得も必要となる。
・今回のポゥの儀式には、周辺の航法師で出席可能な者は全て出席する。
・導師を務めるのはマウ師ともう一人であるが、それが誰かは自分はまだ知らない。
・今回、ポゥの儀式の開催を決めたのはワリユング流の航法師たちであって、ハワイのウェイファインダーたちがハワイを出た時点では、ポゥの儀式が開催されることを彼らは知らされていなかった。

 航法師の階位に関しては諸説入り乱れておりまして、ソースによって三つあるとするもの、二つだけだというものなどバラバラですね。これは私には判断出来ないとです。

 最高位の航法師が教授資格を持つとありますが、これはどうなんでしょうね。何となく私がイメージしたのは日本の大学教員の格付けかな。学部学生のみ教える資格を持つ人間(私はここに該当)、修士課程まで教えられる人間、博士論文の主査になれる人間と。