インターネット文化

インターネット文化

90-00年代「サブカル」の閉鎖性と10年代以降のシェア文化の開放性

90年代サブカルの露悪趣味で思い出したんですが、増田聡(音楽学者・大阪市立大)が1999年頃に「増田プレイボーイ掲示板」というウェブ掲示板を開設していて、必ず投稿の本文中に男性器の俗称を入れなければならないというルールでした。彼が鳴門教育大...
インターネット文化

100ワニ映画を巡るあれこれ。そしてアンチだけが残った理由(フォロワー数に対するロイヤリティの高いファンの歩留まりの極端な悪さ)

映画「100日間生きたワニ」へのアンチ活動が話題になっている。私は100ワニはどちらかと言えば好きではない(絵柄もストーリーも売り方も)が、それでもわざわざ嫌がらせをするというのは発想の外にあった。だが、何故100ワニに限ってこうした状況が...
インターネット文化

犬笛ファンネル起動からの学級会型リンチはデメリットも小さくない

いわゆる「界隈」での論争。犬笛ファンネル起動からの学級会型リンチで気に食わない言説を封殺出来る場合もあるのでしょうが、学級会を開いたことで逆に論敵を硬化させた挙げ句、何年経っても定期的にロケット弾を打ち込んでくる宿敵に育て上げてしまうことも...
アート&デザイン

読むのに時間がかかるマンガが好き

こないだ買ってみた「青騎士」というマンガ雑誌をパラパラ眺めてて思ったんですが、キャラがウェブマンガみたいなテンプレじゃないから、読むのに時間がかかるんですよ。ウェブマンガが圧倒的にテンプレベースなのは、今の消費者は新しいものを好まないのと、...
アート&デザイン

バッシングしていいのは、バッシングされる覚悟があるヤツだけだ。

呉座勇一による北村紗衣の容姿侮辱に端を発した騒動は日文研による注意処分での決着を見ました(罪を憎んで人を憎まず、大事ですよ)。ここから派生して、電凸という言葉を巡るかなり不毛な戦いが巻き起こっていた(今もかな)わけですが、中高年男性研究者チ...
インターネット文化

自分の名刺にふさわしい振る舞いや言動をしていますか?

呉座勇一氏と北村紗衣氏ほか、彼にツイッターで侮辱された女性たちを巡る論争の中で、呉座勇一氏の勤務先である日文研に見解を問うべきかどうかという話が当然浮上していたのですが、もちろんそれには賛否両論ありました。慎重であるべきだという意見。経済産...
インターネット文化

日本語ツイッターにおける社会学バッシングの個人的総括

表題の件、炎上というにはあまりにも火力が弱くて、誇大広告になってしまうかもしれないが、とにかく何らかの騒ぎはあって、ブログのPVも一瞬は伸びた。頂いた反応は、ほぼ相互フォローの方を介して拝読したような形で、ほんの一部にしか目を通していないの...
インターネット文化

ごく一部(知る限りでは)の社会学者がアニメやゲームやマンガの女性表現を攻撃することについての私見

あまりにもこの手の炎上が後を絶たないので、最初に書いておきます自治体や官公庁でアニメ絵を使いたくなったら、まずは相談してください。私がディレクションして炎上を防止します。1案件10万円から。絶対安いよ。以下、私の考えを記録しておきます。途中...