その他ポリネシア

太平洋のあっち側

ご存じのように、1995年、ホクレア号は初めてポリネシアの外に出ました。ハヴァイロア号とともに北アメリカの西海岸を巡る航海です。この時は、サン・フランシスコ湾の金門橋からホクレア号に花びらが降り注いだと言います。 この航海を北アメリカでサポ...
ミクロネシア

ギフトは回る

ブラッドさんのワークショップで聞いた、ちょっと良いお話。 既に何度かご紹介しましたけれども、昨年就役したハワイ最新鋭の航海カヌー「ホクアラカイ」号は、量産を前提とした金型を製作して、それを使ってFRPの船体を作った最初の航海カヌーでした。 ...
ブログ概要

祝福の航海

あくまでも未確定ということを強調しておきますが、ホクレア号の次の航海の大まかな輪郭が固まりつつあるようです。今日、川崎で行われたワークショップで、色々とそっち方面の話も出ましたが、そこから受けた印象では、来年のホクレア日本来航の可能性は80...
伝統的航海術

もう少し西へ

大内青琥さんの訃報を機に、もう一度『おじいさんのはじめての航海』を読んでみました。 この本は読ませどころ満載の名著なのですが、今回私が注目したのは、ヤップ島を出て北に向かったペサウ号の航海のディテールです。ペサウ号はユリシー環礁をかすめてグ...
ミクロネシア

同情するならカネをくれ

今日は、昨日のお話から繋げて、先住民ツーリズムが実際にどのようにして先住民の役に立ちうるのか、その一つの例を紹介します。 場所はラモトレック島。サタワル島やウォレアイ環礁と同じくカロリン諸島の島ですね。 ヤップ州の海図はこちら。 サタワル島...
観光

Can we fall in love (with Eco Tourism) at first sight?

ここしばらく、先住民ツーリズムの話が続きました。 それにしても、なんで航海カヌーと先住民ツーリズムが関係あるのかと怪訝に思った方はいらっしゃるでしょう。 私が何故、先住民ツーリズムに注目するのか。理由はいくつかあります。 まず、日本と航海カ...
ミクロネシア

訃報

1986年にヤップ島から小笠原父島まで渡った航海カヌー「ペサウ」号の建造から航海までを取材し、名著『おじいさんのはじめての航海』として出版された大内青琥さんが、つい先日亡くなられたとのことです。 大内さんは、私の知る限りではリモート・オセア...
東南アジア島嶼部

海の漂泊民族バジャウ

私は昨日、『漂海民バジャウの物語』が、日本語で読めるバジャウについての本では群を抜いて素晴らしいと書きました。 門田さんの本も良いのですが、若者の漂泊記に多い自問自答が延々続く箇所もあって、そういう時期を生きている方はとても共感出来るでしょ...