教育

杉本博司『苔のむすまで』書評:世界の杉本とそれ以外の有象無象の立教生を分けるもの。

杉本博司『苔のむすまで』(新潮社2005)他1冊読了。杉本博司は立教の大先輩で、なおかつ日本出身の写真家・現代アート作家としてはグローバル市場で上から4番目くらいに売れているという凄い人(彼の上にいるのはもちろん村上隆・草間彌生・小野洋子)...
アート&デザイン

日本の醤油差しの進化は52年間止まったままだ馬鹿野郎何とかしろ

森正洋のG型醤油差し(白山陶器・1958)とGKデザインの卓上醤油差し(キッコーマン・1961)という2大定番以外で何か良いものは無いのかと探し続けて14年。つまり当家が結成されて以来探し続けているということになるのだけれど、いまだに上記の...
教育

『ラノベのなかの現代日本』書評

波戸岡景太『ラノベのなかの現代日本』(講談社現代新書2003)読了。著者は文学研究者で明治大学理工学部の人社系講座の准教授だそうです。内容が無いよう・・・・とまでは言わないですが、内容薄いですね。元々、文学研究で単一のテクストや著者を扱うの...
コミュニケーション

期待されていないのは、期待を裏切り続けてきたから。おそらく。

アルバイト先でもゼミでもサークルでも職場でも同じだと思うんですが、最初にその社会集団に迎え入れられた時って、何かしら期待はされていたはずなんですよ。半年経ち1年経って自分がそこでもはや何の期待もされていないと感じるのなら、その責任の8割くら...
教育

反ハンスリック・サウンド・システム

ラウシェンバーグの「ブロードキャスト」にインスピレーションを受けた息子が制作を始めた謎のミクスドメディア作品。ようやく、全貌が見えてきました。ラジアタパイン集成材を500*250*15mmに切り出して芯芯380mmでフォステクスの8センチフ...
教育

キュレーション概念のポップ化とポスコロの忘却について。

難波祐子『現代美術キュレーターという仕事』(青弓社2012)読了。今やネットのバズワード化したキュレーションという概念がアートの世界でいつ頃どのようにして生まれ、どのように発展してきたのか、我々のような美学芸術学方面の研究者ならまあ何となく...
教育

実はゲキレツ競争慣れしている「ゆとり世代」

昨日モザイクをかけて報告した外資系企業の新人の育て方と併せて考えてみたいこと。内資系の、それこそ50年100年と続いているような名門企業に採用された、どう考えてもトップレベルというゼミOGたち(OBって書けないorz)が早くも「目標が見えな...
働くこととキャリア

「使えないおじさん」の居ない会社

先日は某外資超大手IT企業に入った教え子と新宿の居酒屋でこっそり飲み。とてもオープンな社風であること、飲み会がやたら多いこと、毎年社員の1割が入れ替えになるので社員は皆やたら優秀で、「つかえないおじさん」は存在しないことなどなど、なるほどさ...