フェミニズム

評論

銀英伝ジェンダーロール論争、ありましたねえそういえば

こんな記事を見つけたので また、当時は法政大学の社会学部に勤務していたこともあり、そうみなされるであろうことは明らかでした(ただし、同社会学部には経済学者、法学者、地質学者など、さまざまな分野の研究者が所属しています)。このような立場の人間...
fine art

Ledger Art (レッジャー・アート、会計簿アート)

平原インディアン諸族の間で19世紀末から20世紀初頭に多く描かれたLedger Art (レッジャー・アート、会計簿アート)というフォーク・アートがあるんですが、これはもともとは男性が描くもので、内容も白人との戦争についてのものが多かったそ...
アート&デザイン

病み闇マーケティングの持続可能性問題

日本から去っていった外国人女性の教え子たち、あるいは日本を出て外国で生活している日本人女性の教え子たちの現在を見ると、日本社会というのはやはり女性にとって今もかなり抑圧的な空間なんだろうなあということは想像出来る。 そしてライティングやビジ...
fine art

田中武の十六恥漢図シリーズを仏画として解釈する試み

若手キュレーターのYuki Saiki(齋木優城)氏が田中武の当該シリーズを断罪しておられた。 (追記:齋木優城さん、この後、Artstickerの社員キュレーターとして会田誠の「混浴図への道」を取り仕切ってますが、会田誠にはずいぶんとお優...
書評・読書記録

小川公代「翔ぶ女たち 魔女たちのエンパワメント——『テンペスト』から『水星の魔女』まで」感想

トータルでの評価 ・水星の魔女論ではなく魔女とケア論として読むべき。水星の魔女の読み取りはかなり怪しい(後述)し、水星の魔女とはあまり関係ない現代文学についての議論の方が遥かに多い。 ・文芸批評は実証性や正確性、精密性より面白さが大事と割り...
評論

機動戦士ガンダム・水星の魔女における恋愛表現についての個人的な見解と評価

色々な人の意見をサンプリングさせていただいたので、私自身の見解もまとめます。 セクシャルな表現の多寡について 特に違和感はなかったです。むしろいわゆる「きらら系」などの百合匂わせ表現の方がクドいなと思うことが多いです。ユーフォニアムの夏祭り...
インターネット文化

「水星の魔女」フェミニズムと戦争と障害関連の感想を日本語と英語で色々収集

クイア表象の件 「水星の魔女 クィア」で検索すると呪詛と作品への罵倒しか出てこないのに、「Gwitch queer」で検索すると大半が作品への賞賛なんですよ。日本語ツイッターだと「家父長制、ホモソ、ミソジニー、性的搾取」の話ばっかなんですよ...
書評・読書記録

水星の魔女 感想 (7/5追記 主にフェミニズム系のアカウントによる作品批判についての感想などを 7/6追記 戦争描写の新しさと古さについて)

「水星の魔女」トータルの個人的評価「とても好きだ」  私は個人的嗜好としてハピエン加算とヒーロー加算とヒロイン加算が非常に大きいので、最後にスレッタがヒーローとして存分に活躍したこと、ミオリネがヒロインとして大活躍したこと、ハピエンで終わっ...