父の葬式で喪主あいさつしてきた!

今日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございました
 
ふつうこういうときはなにかしんみりした話をするんでしょうが、ご存知のとおり純一さんは賑やかな人だったんで、楽しい話で締めたいと思います。
 
さて、父の思い出というと、大体一緒に遊んでる記憶ですね。刈谷の家の裏で一緒にミミズ掘り出して釣りに行ったとか、プラモデル作ったり、キャッチボール、デイキャンプ、バイオリンとギターで合奏したり、一緒に毎朝ランニングしたり。
 
高校のプールで一緒に泳いだのも覚えてますね。
 
私、小2くらいだったと思うんですが、高校のプールですよ。これはかなりきついと思ったんですが、溺れたら助けてねみたいな感じでね。
 
初めて映画館に行ったのも父と二人でスターウォーズのエピソード4を見に行ったのが最初じゃないかな?
 
酒もいっぱい一緒に飲んだし。
なんだかんだでよく遊びましたよ。
気持ちはわかります。
やっぱ子供と遊ぶの楽しいもんね。
 
で、経歴はなんか真面目風ですが、実はかなり変な人だったと思ってます。
 
面白いのは、そういうのは大概私に受け継がれていて、今度は私が息子と釣りしたりキャンプしたり映画行ったり、ラジコンやミニ四駆で遊んだりしてるんですが、実は私も変人と言われてますし、息子も、つまり純一さんの孫も俺は変人だと嬉しそうに言ってるんですね。
 
変人の血脈ね。
 
堂々と名乗る。
 
俺は変人だ文句あるか。
 
ありません。
 
ても変な人、大事なんです。友人のビジネスマン、ビジネスウーマン、みんな変人を求めてます。面白いやつが世の中を変えるんだと。
 
純一さんもその変人能力が仕事の上で役に立ってたんじゃないかなと。
 
そういうところもちゃんと子どもや教え子を通して次の世代に伝わっていってるので、まあ、もうちょっと奥さんとゆっくり遊んで行きたかったところでしょうけど、トータルで見ればもう極上の人生だったと思います。
 
いつかはクラウンも達成したし。
それどころかセルシオまで行きましたからね。
 
ソアラ クラウン セルシオ
どないやねん。
 
それでですね。
 
仏教では生命は六道転生して色々なものに生まれ変わりながらずっと生きていく。
 
けれど、それもちょっとしんどいんで輪廻転生は今生で終わりにしたいという、それが修行して仏になるということです。
 
今もそうなんでしょうけど、お釈迦様の生きた時代のインドも人生はウルトラハードモードしかない、めっちゃキツい無理ゲーだったんですよ。
 
だからノーコンティニューで終わりにしたい。
 
それで家も妻子も捨てて逃亡したのがお釈迦様ですからね。
 
今だったら炎上ですよ。
 
炎上不可避。
 
それくらい生きるのがとにかくつらい世界だったから、転生はもう勘弁してくれという宗教が生まれた。
 
でもどうなんですかね。
 
人生楽しそうでしたからね。
 
戒名はもらって仏門には入りましたけど、純一さん、まだまだ色々な世界を渡り歩きながら、変なやつキタ、騒がしいのがキタって言われて、あちこちを盛り上げていくんじゃないかなと見てます。お気に入りの猫たちを連れてね。
 
我々もまたいつかどこか転生した先で、おや、以前にお会いしませんでしたっけ。
 
その禿げ方には見覚えが???
 
なんてなるかもしれません。
 
個人的にはちょっと楽しみです。
 
ですがとりあえず今回の純一さんの旅はこれにて完結。
 
しばらく休憩してもらって、またどこかで飲もまい。
 
そんな感じです。
 
みなさんもぜひ、賑やかで変な人だったな。今頃どこで騒いでるんかな。
 
そうやって加藤純一を思い出していただければと。
 
あ、ちなみにゲーム実況動画をインターネットで公開して大人気になってる加藤純一さんは多分別人です。
 
億とか稼いでるらしいですけど。フライング転生はしてないと思います。
 
多分ですけどもね。
 
未確認です。
 
でもね、若い加藤純一に負けずに、引き続き父にも転生先で頑張って欲しい。そう思ってます!
 
今日はありがとうございました!
 
私「喪主あいさつの見本は見せたから、俺んときも面白いやつたのむわ」
息子「難しいこというな」
私「坊主は要らんからDJとか呼んで」
息子「棺桶をLEDでデコっていいの?」
私「是非頼む」