Aotearoa, Te Henua Enana, Rapa Nui and Japan?

 大事なことを忘れていましたよ。

 これまでホクレア号は、ポリネシア各地を旅して回ってきました。アオテアロアへ行った。テ・ヘヌア・エナナへ行った。ラパ・ヌイへ行った。

 アオテアロアというのは、英語でいうNew Zealandのこと。普通日本語ではニュージーランドと呼ぶ国の、もう一つの正式名称です。

 テ・ヘヌア・エナナは、マルケサス諸島とかマルキーズ諸島とか呼ばれている島々の、現地語での呼び名。

 ラパ・ヌイは、イースター島という島の、やはり現地語での呼び名。

 ポリネシア航海協会は、常に行く先々の島々を、その島々に住んでいる人々が使う、あるいは使っていた呼び名で呼んで来ました。だよね?

 そしたらね。いいですか、ナイノアさん。日本に来る時はさ、ジャパンに行くぞとか言わないで欲しいんだな。私たちはこの島々を「にっぽん」と呼んでいる。ローマ字で書けばNipponだ。それが、この島々のネイティヴたちが使う、genuineな呼び名なんだ。

 「Polynesian Voyaging Society and the Japanese Culture Center of Hawaii have joined together to sail the voyaging canoe Hokule`a to Micronesia and Japan. 」じゃないのさ。最後のとこ、Nipponにしてくれよ。な。

 こう考えるのって、私だけでしょうか?