久しぶりにイトーヨーカドーのネットスーパーを使おうとしたら40分かかった話

諸事情により近所の三和に買い物に行くことが出来ない日だったので、久しぶりにイトーヨーカドーのネットスーパーを使うことにしました。息子が幼児の頃には結構お世話になったとこです。

しかし、久しぶりに訪れたそこはミノタウロスが出そうな迷宮でした。

以下にその顛末を記録しておきます。

1:イトーヨーカドーで検索して出たページに行く。
2:食品がリコメンドされたので取り敢えずクリックしてみると、遷移したページで「在庫がありません」と出て行き止まり。
3:再びさっきのページに戻り、よーく観察したところ、「ここはイトーヨーカドーではなくオムニ7のトップである」ということに気づく。
4:イトーヨーカドーを選択して食品を選ぼうとするが、配送が明日以降しか選べないことに気づく。
5:しばらく考えて、イトーヨーカドーは「オムニ7としての通常のウェブ通販」と「ネットスーパー」の二つのECが存在する可能性に思い至る。
6:オムニ7のトップページを観察し、ネットスーパーの入り口を発見。
7:ネットスーパーのトップにログインの選択肢が沢山出てきて悩む。昔使ったことは事実だが、あのIDはイトーヨーカドーのIDだったのか、それはオムニ7のIDとは違うのかが既にわからない。

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8:取り敢えず一番上のとこからログインを試みる。パスワードを忘れた人ということにして、多分これだろうというメアドに多分これだろうという電話番号、生年月日、例のうざい画像認証を入力。しかし返信が来ない。何か違ったらしい。
9:もしかしてと思い、ヤフーIDからログインしてみる。すると何かにログイン出来たものの、そこには「ネットスーパーのIDはオムニ7と統合されたので、オムニ7のIDにアップデートしてください」的なメッセージ。
10:オムニ7のIDにアップデートする。さあ買い物と思ったら、今度は店舗選択画面。イトーヨーカドー多摩センター店を選んで進む。
11:今度はイトーヨーカドー多摩センター店の「会員番号」のログインを要求される。憶えていないのでメアドと電話番号と生年月日と画像認証コースで会員番号を教えてもらう。今度は返信来た!
12:今日中の配送を実現するため大急ぎで買い物。5分でカートを作って決済へすすむ。
13:支払いでクレジットカードを選択する。しかし「新しいクレジットカードを登録する」をクリックすると、謎のエラーが発生して戻れなくなる。
14:再びオムニ7のトップからイトーヨーカドーネットスーパーを探し、ログイン。しかしこの段階ではカートには何も保存されていないことになっている。更にイトーヨーカドー多摩センター店を発見してログイン。ようやく、保存されていたカートを発見。ここに戻ってくるまでに5分強。
15:さっきの決済ページをよーく観察する。「新しいクレジットカードを登録する」ボタンの下の方にクレカの情報を入力する欄があったのに気づく。ここに情報を登録して「新しいクレジットカードを登録」をクリック。
16:よくわからないが、「登録されているカード情報がありません。クレジットカードを登録してください」というメッセージが出て、先に進まされる。
17:クレジットカード情報を再度入力させられ、ようやく決済完了。

考察:この迷路を最後までクリア出来るリテラシーと時間の余裕と根気がある人は全人口の5%くらいではないだろうか。

問題はいくつも指摘出来るが、まずオムニ7とIYとIY各支店の3階層でECをやるのはユーザーフレンドリーではない。ネットスーパーのユーザーはオムニ7のユーザーとは違うニーズなのだから、明確に動線を分けておくべき。ID統合強要なども余計なステップを増やすだけ。

オムニ7がイマイチなのは、傘下の各チェーンのECの入り口を統合すれば客が横流れするだろうという安易な発想に原因があるのではないか。実店舗なら同じモールに入っている店の客は横流れするが、ECはその都度、お目当てのものを選んだらさっさと決済してしまうので、買い回りを掘り起こすとしたらAmazonのように「あと何円で送料タダだよリコメンド」を差し込んで、ついで買いを促すしかないのではなかろうか。