1421年ってご存じですか? ご存じですかって言われても「は?」となりますかね。いや、1421年に明の艦隊がアメリカ大陸に到達していた、という説。
そういう本が出ているんです。
今シリーズで読んでいる『ズニ族の謎』は13-14世紀に、ってことですから、どちらかが(あるいはどちらも)ハズレ札なんでしょうが、私はこういう歴史ロマン、結構好きですよ。梅原猛の『隠された十字架』や『海女と天皇』もそうだし、一連のレンヌ・ル=シャトー本も面白かった。歴史的事実がどうだったかは別にして、そういう事をまじめに考えるのはすごく面白い。
さて、そんな1421年ですが、来月のディスカヴァリー・チャンネルで特集があるようです。
中国の「アメリカ発見」
1421: The Year China Discovered America
「中国人がコロンブスより71年も早くアメリカ大陸を発見していたという、ノンフィクション作家ギャビン・メンジーズの衝撃的な説を2部構成で検証する。15世紀、中国の明の時代。鄭和という人物が中国皇帝の命により大航海に出発した。その大航海を臨場感あふれる映像で再現する。また、現地調査や歴史的資料、専門家の意見などをもとに、中国人のアメリカ大陸発見という説を検証する。 」
昨日紹介したヒストリーチャンネルの中華街の番組でも、19世紀半ばにジャンクでサン・フランシスコまで福建あたりから渡ってきたという話がありましたし、15世紀の盛期の明なら技術的にも国力的にも、やろうと思えばアメリカくらいは行けたと思います。
どんな番組なのか、ちょっと楽しみですねえ。
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