もっと情報保証に敏感になろうよ・・・

 昨日気がついたのですが、各地でのイベント情報はホクレアが入港するまでは日本語でしか発信されていませんね。寄港地のウェブサイトも日本語だけですし、ポリネシア航海協会の英語ウェブログの担当者はその種の質問には「寄港地の担当者に聞いてくれ」としか返事しない。でも、日本語が読めないから英語ウェブログに問い合わせているわけで、そういうのを日本語ではたらい回しと呼びます。

 それで、英語ウェブログのコメントコーナーなど見ていると、在日米軍関係者でホクレアの寄港イベントに興味を持っている方は少なくないんですよ。日本に住んでいても英語だけで仕事になってしまう人たち。私は一般論で言えばアメリカ軍は嫌いですが、個々の軍人さんの全てが邪悪な存在だとは全く思っていません。彼らには彼らの仕事があって、その全てが世の中に不必要なわけではない。

 ならば、英語でも情報発信していかないと言語による障壁が出来てしまいます。予め参加申し込みが必要なイベント情報を日本語でしか流さなければ、日本語が読めない日本列島住民はワークショップや講演会に参加出来なくなる。福岡のイベント参加申し込みなどあと10日間しかないんですよ。

 shareとかcultural exchangeという話をするのなら、まずは情報保証に敏感になりましょうよ。例えば盲人と晴眼者が同席するイベントだとか聴覚障害者と聴者が同席するイベントでこのレベルの情報保証だと、確実にクレーム殺到ですよ。英語も日本語も読み書き出来る人間は少ないってこと、もっと真剣に考えた方が良いと思います。ポリネシア航海協会も私たちも。