ポンペイ港のアリンガノ・マイス画像

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 ガリー・クボタ記者の記事が上がりました。画像はポンペイ港に入港したアリンガノ・マイス。

http://starbulletin.com/2007/03/02/news/story05.html

 歓迎式典では酋長さんたちが船団を出迎えて香油と花輪をクルーに贈ったのだそうです。うむ、ついに酋長制が生き続けている海域に入ったんですね。それで気になる記述はここ。

「The Pohnpei chiefs bestowed the title of navigator to Big Island resident Chadd Paishon, who has been the navigator of the Alingano Maisu.(ポンペイの酋長たちは、ビッグ・アイランドの住人でアリンガノ・マイスの航海長を務めているチャド・パイション氏に「ナヴィゲーター」の称号を授けた。」

 これはもしかして・・・・・チャド・パイションさんがパルゥ(カロリン諸島で航法師としての教練課程を一通り学び終えたと認定された人物に与えられる称号)の称号を貰ったということでしょうか。流派としてはワリエング流でもファヌール流でもないのですが、航海者としての実績は文句無しですからね。もしもそうだとすると、これは実は歴史的な出来事かもしれません。モダン・ハワイアン・ウェイファインディングの航法師がパルゥになった!

 記事の後半ではポンペイをランドフォールする直前のホクレア船上の様子もレポートされています。この部分のカイウラニさんの日記はまだ上がっていませんから、貴重ですよ。