すいません、まだ英語版の更新に追いつけておりません。とりあえず最新情報ですが、ブルース・ブランケンフェルド船長はカマ・ヘレによる船団の曳航を決定したそうです。つまりカマ・ヘレがホクレアとアリンガノ・マイスを曳航索で引っ張って進むということです。これ以上日程をタイトにしない為のやむを得ない決断とのこと。
ちなみにこうした伴走船による曳航は以前にも前例がありますから、今回が初めてというわけではありませんが、2艘を同時に引っ張るのは初めてでしょうね。ここでヤンマー提供のエンジンの真価が問われるわけです。2艘を同時に曳航出来る出力を出して、しかも故障は許されない。おそらく全開・全負荷による長時間の連続運転となるでしょうが、それをくぐり抜けてビクともしないエンジンでなければならない。
今回の曳航は、暴風域から逃げる為の曳航のような安全面での緊急性があるものでは無いようですが、仮にそういうことになったとしたら、ヤン坊マー坊はホクレアとアリンガノ・マイスというつまりポリネシアとミクロネシアの宝を一本のエンジンで守らなければいかんことになるわけです。日本の誉れと讃えられるような働きを期待したいものですね。