アート&デザイン

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Art Outbound Digest vol.16

1:文化人類学について この10日ばかりは大きな論争みたいなものは無かったですね。 なので、今回は少し切り口を変えて、現代アートと文化人類学の関係について非常に雑にまとめてみようと思います。 文字数は限られていますから、これを読んだだけで充...
Eコマース

NFTアート原野商法

chimpomが去年売り出したNFTアートのこの惨状。まさにNFTアート原野商法。 売り出した時の林靖高の言葉が実に味わい深い。 「会期が終わり道は物理的に無くなりましたが、NFTで販売することで『道を育てる』作業が続けられるといいなと。メ...
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高橋龍太郎『現代美術コレクター』読書感想文

高橋龍太郎『現代美術コレクター』も読了。非常に軽いエッセイで1時間もかからず読めた。あの膨大なコレクションの購入原資は収入の大半と親(医者)の遺産とあって納得。家族はいないのだろうか? 子供が中高私学からの私大医学部だったらさすがにあの規模...
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Art Outbound Digest Vol.12

1:写真の位置づけ  今日は写真の公募について概観してみましょう。  写真が実用化されたのは19世紀半ばのことです。  そして、実は、写真をファインアートのメディアとして使おうという試みは19世紀後半には既に始まっていました。  ピクトリア...
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ルーブル美術館で展覧会します/しました←のカラクリ

ルーブル美術館は古いもの専門、なおかつ自分のところのコレクションだけで成立しているので、現代アート作家の展覧会なんてものはやるわけないんだが、たまに日本人作家で「ルーブル美術館で展覧会やりました」なんてのをCVに書いている人がいる。 これの...
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純文学と日本語現代アートの相似

私もう確信してるんですけど日本の現代アートのほとんどは「純文学」です。 純文学も実は日本独特のジャンルで、明治大正昭和平成と4時代を経てガラパゴス化してきた、独自のコミュニティと美意識とルールがあるのですが(そして概ね輸出出来ない)、それが...
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Art Outbound Digest Vol.11

1:東京芸大の油絵科の二次試験問題  先週バズってたネタを拾ってみます。令和2年度の東京藝大の油絵科の二次実技試験が3日間で「絵を描きなさい」だったという話。 描ける?藝大「奇想天外な入試問題」に隠れた意図東京藝大の絵画科油画専攻の競争倍率...
アート&デザイン

小林美香による大阪駅御堂筋口の「雀魂 咲コラボ」広告についての論考についての疑問点をメモしておく

小林美香による、大阪駅御堂筋口の「雀魂 咲コラボ」広告についての論考(のようなもの)をもう一度読んでみたのだが、広告のグラフィックデザインについての分析がやはりあまりにも雑。小林はキャラの尻の部分にネームプレートがあることを指摘しているがこ...