重要な情報はウェブにリリースしない時代が来た

昨日もポピュラー文化関連の資料(紙媒体)を読み込んでいたんだけれど、今までだったら要点をブログやSNSにまとめたりもしていた。ウェブの情報はコモンズの財産という考え方で、みんなで情報をシェアしていこうよという、2000年代アタマくらいの発想。

しかしながら昨今のテキスト生成AIの跳梁っぷりを見て考えが変わった。

そうやって自分がまとめた高品質な情報を生成AIがタダで持っていって大金を稼いでMAGAなテックビリオネアが湧くのかと思うと、最低でも「重要な情報はペイウォールの中に入れておこう」となっている。

これからは「お互いに情報を提供しあえるクローズドなコミュニティ」や「ペイウォールの中」にしか重要な情報はリリースされず、テキスト系生成AIのクローリングは追い返される時代になるのだろう。

似たようなことを書いている人もおった

これまでは、Googleのような検索エンジンがクロール・インデックスしてきても検索経由のトラフィック増加を見込めるから歓迎されていたけれど、生成AIの場合は自コンテンツが利用されるだけで損することが多いわけだから、同じようにはいかない。これが解決しない限りはAIブロックするWebサイトは報道機関だけじゃなく、企業のオウンドメディアとかお役立ちコンテンツ全般にも広がっていくんじゃないだろか。