実は邦題についての私の関与は、企画が通る前にいくつか素案を出しただけに留まっているわけでして、全て編集部にお任せしているのですね。
青土社のウェブサイトに現在示されている邦題はこんな感じです。多分これで確定だと思います。ISBNも出てますね。
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『星の航海術を求めて:ホクレア号の33日』
ウィル・クセルク 著 加藤 晃生訳 石川 直樹解説
200609刊/4-6判/360頁
定価2520 円(本体2400 円)
ISBN4-7917-6293-2
ハワイ人のルーツを解き明かし、ハワイ社会を変えた、航海カヌー大冒険の記録。英雄ナイノア・トンプソンの人生をたどり、口承でのみ伝わってきた技法を詳細に分析した類のない名著、待望の邦訳。ホクレア号、2007年5月、日本の8都市に初寄港。
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実際、長期の航海の間のホクレアの船上の様子や、ナイノア式ウェイファインディング理論の骨格については、非常によく分かる本だと思います。ウェイファインディング理論については26年間で多少変化していますが(スター・コンパスの4つの象限の名称など)、基本は変わっていないはずです。