フィギュアスケートのグランプリ・シリーズ全6戦が終わりました。例年なら前半戦はまだまだ仕上がり途中のプログラムが並ぶんですが、今年は異常に仕上がりが早い選手が目立ちました。特に日本女子は凄かったですねえ。安藤美姫とか緒戦からいきなり全開ですもんね。
やはり、来年3月の東京開催世界選手権出場枠もぎ取る為には、年末の全日本選手権までにピークを持ってこないといけないんでしょうね。海外の選手だと、トップ選手は年内はのんびりしたもんで、プルシェンコなんかグランプリ・シリーズに出場もしていないし、アメリカの女子選手もまあ調整半分という雰囲気でした。ま、それが普通なんですけども・・・。昨シーズンの恩田選手なんか全日本選手権で燃え尽きちゃいましたからね。
ところでここ10年ほどのフィギュアスケートではチャンバラものが非常に流行っております。口火を切ったのはフィリップ・キャンデロロの「ダルタニャン(音楽はオリジナル)」だと思いますが、あれ以来、明らかにその手のもんが増えました。アレクセイ・ヤグディンの「グラディエーター」「仮面の男(宇宙的名演)」、アニシナ&ペイゼラ組の「シラノ・ド・ベルジュラック」、ガリトチャイト&サフノフスキー「ロード・オブ・ザ・リング」、ドロビアツコ&バナガス「パイレーツ・オブ・カリビアン(エキシビジョンですがスペクタクル大長編で凄いですこれ)」。
織田信成の「座頭市」も入る・・・・かな?
なんと申しましょうか、これだけ手当たり次第にネタ化されるんだったら、「アラトリステ」も誰かやってくれないかなあと思うのですよ。
やるとしたら男子シングルかアイスダンス。女子シングルだとアンヘリカになるくらいしか無いっすからね。男子シングルならそうですねえ、誰が似合うかなあ。今、男らしい演技ならもうブライアン・ジュベールが最右翼なんですが、ちょっと体格良すぎますからね。長野先生のアラトリステならぴったりだけど、映画のイメージじゃないです。プルシェンコとかランビエールあたりが無難かな。髪の毛の色ならランビエールか。高橋大輔も(ちょっと足が短いけど)悪くない。
アイスダンスならちょっと色気や艶っぽさに欠けますけどベルビン&アゴストか。昨シーズンもスペインネタやってたし。デュブレイル&ローゾンなんかデュブレイルがいかにもラテン系美女でハマり役だし、演技も上手いんですけど、今シーズン限りで引退ですもんねえ。
とりあえず言えることは、フィギュアスケートのプログラムに採り上げられるくらいになれば、多分私も印税でテレビの1台くらい買えるんだろうなってことです。ブラウン管か液晶かプラズマか、はたまた何インチかという所に興味関心が集中するわけですが(笑)。