4年ゼミ生の学生時代最後のステージ(になってくれお願いだから留年は止めて)を見て来ました。
立教にはダンスサークルが二つあります。大学公認サークルのJGとインカレサークルのd-mc。どちらにも私の大切な教え子が所属しています(いました)。昨年度はd-mcの12月の3年生引退ステージを見て来ました。
どちらのステージを見ても思うのは、ストリートダンスというのは学びの共同体として独特なものがあるなということです。演奏系サークルのように技術的にどうしようもなく劣る者は一緒にやれないということも無いようですし、大きな団体だと100人を超える規模の大迫力のステージを学生だけで創ってしまう創造力も大したものです。このような学び・成長の場としてのストリートダンスを卒論のテーマとして研究しているのが彼女です。
ちなみに日本のストリートダンスの集団を学びの共同体として位置づけて研究したおそらく最初の人間が私で、今は無き都立大田ろう学校の「パフォーミングアーツ」を調査し、論文として発表しました。そして今彼女がやっているのが私の研究の直接の後継ということになります。
その研究の内容も卒論にしておくには惜しいような高いレベルのもので、何らかの形で広く世間に公開すべき価値を持つのではないかと今から期待しています。今頃は打ち上げでフィールドワークをしていることでしょう。一応「打ち上げでもレコーダーは動かせ。ノートも取れ」と指示しておきましたが、ちゃんとやってるかな? 何はともあれお疲れ様でした。よしこが育てたLOCKの子たちのダンス、格好良かった!