six braves

 今日の文化認識論は、道具の性能とクリエイターの創造性と消費者の欲望がいかに相互の発達や変化を促すかを、バロック~モダン~エレクトリックというバイオリンの進化史を例に解説。

 続いて写真機の性能を記述する変数を2チームに分かれてリストアップするワークショップをしてもらいました。 今店頭にあるカメラや携帯電話機のカタログを一束渡して「こっから出来るだけ多くの変数をピックアップしてごらん」と指示すると、当然ながら皆、スペック一覧ページを開いて喧々諤々とやるわけです。そこで私から一言。「君たち一番重要な変数を忘れてるよ」 さあこれは何でしょう。

 あ、答えは書きませんよ(笑) 講義を受けた人だけが「あ~~~なるほど~~~~」と納得するわけです。

 早くも教室にいる学生は6人になりましたが(学芸員の実習で一人公休中)、このくらいが丁度良いです。まだ一度も講義に現れていない勇者が6人いるんですが(出席点はありませんが名簿で完璧にチェックされてます)、いくらレポートの配点100%だからって、講義を聞かずに書けるようなレポートじゃないですよ? 

 ちなみに登録変更で今日から受講しはじめた学生が、昨年度の単位取得率5%と聞いて真っ青になってましたが、別にそんなハードなことを要求してるわけじゃなくて、世界レベルで見れば大学生がこれくらい書けなかったら恥ずかしいでしょって程度の課題を出してるだけです。

 そうそう、まだ1度も顔を出していない4年生も3人いるんですが、よもやこれ落としたら留年なんて恐ろしい履修は組んでないでしょうね? だとしたら留年の確率は既に60%を超えておりますです。